Zoom俳優近藤芳正コロナ禍で原点に立ち戻れたことはいいこと

  • “Zoom俳優”近藤芳正 コロナ禍で「原点に立ち戻れたことはいいこと」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

    映画「河童の女」は、7月11日から新宿K’s cinema、18日から池袋シネマ・ロサほか全国順次公開(c)ENBUゼミナール 近藤芳正(こんどう・よしまさ)/1961年生まれ。愛知県出身。19歳で上京後、劇団青年座研究所に入所。92年、舞台「12人の優しい日本人」に出演するなど、東京サンシャインボーイズに欠かせない客演俳優となる。2001年には、劇団ダンダンブエノを立ち上げ。09年からはソロ活動を始動し、舞台制作、プロデュース、作・演出にも関わる。若手俳優向けのワークショップも主宰。後進指導にも力を注ぐ。 (撮影/写真部・小黒冴夏)  新型コロナウイルスの影響を大きく受けた演劇界。俳優の近藤芳正さんは津川雅彦さんの「起きたことが正解」という口癖が「精神安定剤になってくれた」という。近藤さんはそんななか、Zoomを使った演劇「12人の優しい日本人を読む会」で注目を浴びた。 【前編/Zoom演劇の立役者・近藤芳正「“芝居バカ”だと再認識しました(笑)」】より続く 【近藤芳正さんの写真はこちら】  19歳で愛知から上京して、今年でちょうど40年になる近藤さん。20代のころ、コント赤信号の3人の勧めもあって、岡田正子さんという方が教えているフランス発祥の「ベラ・レーヌ・システム」という演技システムに出合った。1950年代にフランスに渡った岡田さんは、「ベラ・レーヌ・システム」の日本での第一人者だった。このメソッドを、若き近藤さんは徹底的に学んだ。そのことは、のちの俳優の仕事に、大きく生かされたという。5~6年前からは、アメリカで演出を学んだ演出家の小川絵梨子さんに刺激されて、海外の演技メソッドを伝えるワークショップに積極的に参加するようになる。 「そこから、ベラ・レーヌ・システムと、自分の経験を重ね合わせて得たものを、若い人たちに伝えていこうと思って、定期的にワークショップを開くようになりました」  ブログにツイッターにインスタグラムとSNSも活用し、芝居関連では、世代を超えての交流もどんどん行っているが、そこにはどんな思いがあるのだろうか。 「お子さんがいる人は、お子さんに自分が体得した“何か”をつないでいくことができますよね。僕の場合、子供はいないけれど、せっかく役者としての経験はあるのだから、若い世代にそれをつないでいくことも、僕にできることの一つなんじゃないかと思った。俳優って、若い人たちに、『僕はこうやって乗り切ってきたよ』と話す機会があまりないんですよ。演出家、映画監督のワークショップは多いけれど、役者のワークショップは少ない。でも、演出家や映画監督の数より、役者の数のほうがずっと多いですからね」 トップにもどる週刊朝日記事一覧

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