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  • 『ルパン三世 カリオストロの城』が改めて映画館上映!初公開された1979年12月は「こんな時代」だった | マイナビニュース

    ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」  2021年は「ルパン三世」アニメ化50周年ということで、これを記念して10月1日から『ルパン三世 カリオストロの城』4K+7.1ch版が全国50館で2週間限定上映されます。(同時上映は原作者モンキー・パンチが総監督を務めた短編『ルパンは今も燃えているか』) 今更説明の必要もない宮崎駿監督の映画監督デビュー作『カリオストロの城』ではありますが、本作は1979年12月15日に日本で初公開されました。 では、この時期の映画界は、そして本作はどのような状況で迎えられたのか、ちょっとばかしタイムリープして振り返ってみることにしましょう!  1979年12月に公開された映画たち まず1979年12月に日本で劇場公開された主な作品をざっと列記しておきます。(※公開日は東京基準) (1979年12月1日)『スネーキーモンキー 蛇拳』『地獄の蟲』 (1979年12月8日)『007 ムーンレイカー』『ドラキュラ都へ行く』『マイ・ライフ』『女の叫び』 (1979年12月15日)『マッドマックス』『エアポート80』『アルカトラズからの脱出』『ワンダラーズ」『メーン・イベント』『Mr.BOO!ギャンブル大将』『戦国自衛隊』『もう頬づえはつかない』 (1979年12月22日)『天使を誘惑』『関白宣言』(2本立)『トラック野郎故郷(ふるさと)特急便』『夢一族 ザ・らいばる』(2本立) (1979年12月28日)『男はつらいよ 寅次郎春の夢』『神様がくれた赤ん坊』(2本立) いやはや、なかなか壮観なラインナップですが、やはり目を引くのはシリーズ第11作でジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)が宇宙へ行ってしまったことでファンの論議を呼んだ『007 ムーンレイカー』でしょうか。 『マッドマックス』は当時日本では馴染みのないオーストラリア映画界から放たれた、かつてないヴァイオレンス・アクションとして大きな話題となり、主演メル・ギブソンの出世作となるとともにシリーズ化されていくことになります。 逆に1970年代パニック映画を象徴するエアポート・シリーズ第4弾で当時の最新鋭機コンコルドを題材にした『エアポート80』は、これをもってシリーズ終結。(時代は既にパニック映画からSF映画へ移行していました。そう、1979年は『スーパーマン』『エイリアン』などが公開された年でもあったのです!)…

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  • TOMORROW X TOGETHER、GReeeeN作詞作曲で初の日本ドラマOP | マイナビニュース

    俳優の田中圭が主演を務める、テレビ東京の10月クール金曜8時のドラマ枠『らせんの迷宮 ~DNA科学捜査~』(毎週金曜20時~)のオープニングテーマが20日、明らかになった。 TOMORROW X TOGETHER 同作は、作:夏緑、画:菊田洋之による『らせんの迷宮―遺伝子捜査―』の実写化作品。「DNAは嘘をつかない」が口癖で、数億桁の遺伝子配列を記憶するという天才遺伝子科学者・神保仁(田中)が、熱血刑事や科捜研の美女とともに、難事件や未解決事件を解き明かし、遺伝子捜査の裏にある人間の業に迫る。2020年4月からの放送を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により撮影が中断し、放送延期となっていた。 この度、本作のオープニングテーマが、グローバルに人気を集める韓国の5人組グループ TOMORROW X TOGETHERの新曲「Ito」に決定し。TOMORROW X TOGETHERが日本のドラマのオープニングテーマを担当するのは初めてとなる。 “絆”がテーマの「Ito」は、デビュー以来数々のヒット曲を生み出し、これまで多くのドラマで主題歌を担当してきたGReeeeNが作詞作曲を担当。糸が半分と書いて「絆」ということで、半分の糸を持った者同士が出会い、一つの糸になるという思いが込められた。田中圭演じる神保仁と安田顕演じる安堂源次にも通じるようなテーマの楽曲となっている。 TOMORROW X TOGETHER 僕たちの新曲「Ito」が「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」のオープニングテーマに決定しました。 「Ito」はGReeeeNさんが作ってくださった曲で、曲のテーマは「絆」です。 ドラマのオープニングにぴったりの曲となっていますので是非ご期待ください!

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  • 『おっさんずラブ 香港版』に「日本版へのリスペクトがすごい」と反響 | マイナビニュース

    テレビ朝日の人気ドラマ『おっさんずラブ』の香港リメイク版『大叔的愛(ダイソッデコーイ)』が、21日からTELASAで配信スタートした。 『おっさんずラブ』は、女好きだけどモテない33歳のおっさん主人公・春田創一(田中圭)が、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ“おっさん上司”黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と、同居している“イケメンでドSな後輩”牧凌太(林遣都)に告白されるラブコメディ。2018年に放送された日本版ドラマは社会現象を巻き起こすほどの人気作となった。 リメイクとして誕生した香港版は現地のテレビ局「ViuTV」で今年6月から放送され、ドラマ部門で同局開局以来の最高視聴率を獲得。このたび昨今の日本ドラマ界では珍しい“逆輸入”という形で日本初上陸することに。 香港版の基本的なキャラクター設定やストーリーの骨子は日本版をベースに制作されている。薔薇の花束を抱えて武蔵が告白するシーン、牧の壁ドンからの“巨根”発言&キス、屋上で春田のいいところや悪いところを言い合う「ケンカをやめて」、牧から春田へのおでこにキスなど、作品を代表するシーンは香港版でも健在だ。 日本版へのリスペクトが伝わってくる完成度に、ファンからは「想像以上に寄り添ってくれている」「再現度が高くてうれしい」「丁寧に作ってくれてありがとう」「制作陣は絶対日本版のファンだよね」と好印象を獲得。また2018年放送のドラマだけではなく「2016年の単発放送や『おっさんずラブ in the sky』(19年)、『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(19年)の要素も入っているのでは」との推理も繰り広げられている。 日本版の2018年シリーズは全7話だったが、香港版では新エピソードも追加し全15話に。それぞれの恋心が膨らんでいく様子や、不動産会社を舞台にした客との心あたたまるエピソードが、時間をかけて繊細に描かれている。また、NGシーンや別テイクなどメイキング映像が流れるエンディングは「日本版でもやってほしかった!」と評判に。 香港版の春田創一=「田一雄」役のイードン・ルイ、牧凌太=「凌少牧」役のアンソン・ローは、いずれも香港の人気アイドルグループ「MIRROR」のメンバー。黒澤武蔵「KK」はベテラン俳優のケニー・ウォンが務めている。 田一雄は豊かな“顔芸”でコミカルかつキュートな姿を見せ、凌少牧は切なさを孕んだ眼差しで序盤から応援したくなるキャラクターに、KKはベテランの迫力を存分に発揮し、アクの強いヒロインとして物語を引っ張っている。ちずや蝶子、まいまいといったパワフルな女性陣にも注目だ。 日本版ファンにとって、改めて作品の魅力を再認識できる「『おっさんずラブ』香港版」こと『大叔的愛』は、TELASAで独占配信中。第1話は10月31日まで無料配信されている。次回は9月4日0時に4話~6話が配信され、以降隔週土曜日0時に3話ずつ配信される。 (c)ViuTV

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  • 『映画 太陽の子』『8時15分ヒロシマ』『祈り』日本の原爆開発の事実、そして広島と長崎を改めて想いたい | マイナビニュース

    ■増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」 8月6日に広島、8月9日に長崎と、日本に原子爆弾が落とされ、太平洋戦争が終結してから76年目となります。 原爆の惨禍は、日本に住む人であれば誰しも見聞きしたことがあるでしょう。 原爆、許すまじ! しかし、日本でも当時原爆開発が成されていたことは知る人ぞ知るところ。 その衝撃の事実を基に作られた映画が『映画 太陽の子』です。 日本の原爆開発をめぐる青春群像劇『映画 太陽の子』 1945年、京都帝国大学物理学研究室で「F研究」と呼ばれる原爆の研究開発が進められていました。 本作の監督・黒崎博はその事実を記した若き科学者の日記の断片に偶然触れて衝撃を受けるとともに、そのような時代の中でも確実に青春の日々があったことを痛感させられ、本作の企画に至り、およそ10年の月日を経てついに映画化を達成。 まずは2020年にTVドラマを作り(ギャラクシー賞受賞)、そこからさらに30分以上もの大幅なシーンを追加&再編集、ハリウッドスタッフを迎えて音響デザインを整え、主題歌に福山雅治を起用するなどして、これを完全なる“映画”として屹立させていきました。 『映画 太陽の子』は、事実を基に3人の若者をメインとする青春映画として構築されています。 大学内で研究開発に没頭する若き化学者・石村修(柳楽優弥)、その弟で戦地から一時帰郷してきた裕之(三浦春馬)、ふたりの幼馴染・朝倉世津(有村架純)。 『映画 太陽の子』より ©2021 ELEVEN ARTS…

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  • EXILE NAOTO、主演作がイタリアの映画祭にて日本映画初の受賞「大変光栄」 | マイナビニュース

    EXILE NAOTO主演の映画『DANCING MARY ダンシング・マリー』(2021年公開)が、イタリア・ローマで開催されたアジアン映画祭にてMost Original Film Award(最優秀オリジナル映画賞)を受賞した。 同作はSABU監督のオリジナル作で、解体予定のダンスホールに棲みついたダンサー・マリーの霊から恋人のジョニーを探してほしいと頼まれた、しがない市役所職員の研二(NAOTO)と霊能力を持つ女子高生・雪子が2人の恋を成就させるため、時空を超えて奮闘するヒューマン・コメディ。北九州、東京、そして台湾で撮影を敢行した。 6月23日までイタリア・ローマで開催されたアジアン映画祭にてMost Original Film Award(最優秀オリジナル映画賞)を受賞。アジアン映画祭は今回で第18回目を迎える映画祭となり、これまでの開催で是枝裕和監督・山下敦弘監督・深田晃司監督・三池崇史監督作など100本以上の日本映画を上映してきたが、最優秀オリジナル映画賞を受賞したのは日本映画では初となる。 例年3月に開催していた同映画祭は、劇場でのフィジカル上映にこだわり延期を重ね、ようやく6月に開催。本作は日本でも公開が2020年から延期されていた。シッチェス・カタロニア国際映画祭でワールド・プレミア上映され、ポルト国際映画祭で審査員特別賞を受賞と評価も高まり、今年、ポルトアレグレ国際ファンタスティック映画祭でも“onorable Mentions – Best Use of Cinematography for…

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  • 神山智洋、日本初上演の舞台『LUNGS』で初の単独主演&二人芝居 「いよいよきたか」 | マイナビニュース

    アイドルグループ・ジャニーズWESTの神山智洋が、舞台『LUNGS』で初の単独主演を務めることが30日、明らかになった。 神山智洋 同作は2011年の初演以降世界中で上演され続け、「現代戯曲の最高傑作」との呼び声も高い会話劇。2019年には作者ダンカン・マクミランがさらに戯曲をブラッシュアップし、ロンドンのオールドヴィック・シアターにて、マット・スミス、クレア・フォイというスターキャストにより上演され大きな話題を呼び、今回が日本初上演となる。「そろそろ子供をもつべきなのか」という若いカップルが直面する問いを発端に、リアルでシャープな言葉で、スピーディーに男女の会話が展開していく二人芝居となる。 ポップでロックな創作スタイルで脚本・演出ともに高い評価を受ける谷賢一が演出を務め、神山は単独主演・二人芝居ともに初挑戦。舞台には定期的に出演し、2018年の『オセロー』では確かな演技力を魅せ高い評価を得た神山が、2020年8月の『正しいロックバンドの作り方 夏』以来、約1年ぶりの主演を務める。 同作の台本の1ページ目には作者によって「この作品は、素舞台で上演されることを想定している。背景も、家具類も、小道具も一切なく、マイムもしない。衣裳替えもしない。照明変化や音響で、時間や場所の移動を示すことも行わない。」と書かれており、2人の俳優、演出家をはじめとするクリエーションチームの想像力、そして客席の想像力のもとに立ち上がる作品となっている。東京公演は東京グローブ座にて2021年10月、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて11月。  演出:谷賢一 コメント 戯曲を初めて読んだとき、手が震えました。こんなにすごい本があったのか! と。演劇は俳優の演技を通じて、観客が自分の想像力のキャンバスに絵を描いていく芸術です。演者と観客で共に描く絵画なのです。すべての演劇がそうですが、この『LUNGS』は俳優の身体を通じて時間も空間もすべて観客が描き、塗る。演劇の究極の形です。 奇しくも昨年、同じ作者ダンカン・マクミランの作品『エブリ・ブリリアント・シング』を演出・上演して、そのパワーとユーモア、演劇的可能性に圧倒されました。またこうして世界最先端・最高峰の作品に関われることを誇りに思います。主演の神山さんと手を取り合い、息を合わせ、同じ理想を共有し、日本の観客にこの素晴らしい作品を最高の形でお届けしたいと思います。 神山智洋 コメント 単独主演も二人芝居も初めてで日本初上演の作品、お話をいただいたときは「いよいよきたか」と思いましたが、ここまで初めて尽くしを一気にやらせてもらえることは燃えますし、とてもありがたいことだなと感じています。二人芝居は未知数すぎて、ワクワクしている部分ももちろんありつつ、素舞台という絵変わりがないチャレンジングな作品なので、魅せるためには細かいとこまで詰めていかないとと思っていて、稽古期間中は追い詰められているかもしれないです(笑)。 日本初演ということで参考にできるものがないのですが、今後どこかで上演されるときには今回がベースになることもあると思うので、僕たちなりの『LUNGS』を創り上げたいです。 「子供をもつ、もたない」という、今の時代にリアルで身近なテーマを持つ作品です。演出の谷さんともう一人の出演者の方と三人四脚で、スタッフの皆さんにも支えてもらいながら一丸となって、皆さんに楽しんでもらえる、面白いものを創りたいと思います。 僕自身初めて尽くしだからこそ、まずは楽しみながら、せりふの一言一言に想いをこめ、意味を持って伝えられるよう頑張ります!

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  • 上坂すみれが大好きな天知茂を熱烈アピール「新東宝入門」インタビュー | マイナビニュース

    犯罪・戦争・ホラー・お色気など、ジャンル・テーマを問わず徹底した娯楽路線を追求した映画会社「新東宝」。まだ戦後の香りが残る昭和の風景に展開する、毒々しくもインパクトのある作品群は映画ファンに今なお根強い人気を誇っている。 今回、そんな新東宝の作品からチョイスされた3作が日本映画専門チャンネルで一挙放送される。テーマは、新東宝を代表する俳優の一人・天知茂。のちに刑事ドラマ『非情のライセンス』で主人公の会田刑事役、また『江戸川乱歩の美女シリーズ』で名探偵・明智小五郎役を演じてお茶の間のヒーローとなった天知だが、51年の入社から61年の映画製作撤退まで在籍した新東宝でも数多くの作品に出演、ニヒルな青年・悪役を演じて強烈な印象を残している。 そんな天知茂の魅力にハマっているのが、昭和の邦画を愛する人気声優・上坂すみれさん。今回の特集に併せて、上坂さんが作品のガイド役として天知茂の魅力を語り尽くす特別番組『上坂すみれの新東宝シアター ―天知茂、痺れるほどキザで、ニヒルで―』が放送されることとなった。番組収録直後、まだ熱気さめやらぬ上坂さんに、改めて新東宝、そして天知茂への想いを語ってもらった。 ――今回の番組が決まった時、どんな風に思われましたか。 上坂 自分のラジオとかイベントでも「こういう映画が好き!」みたいな話はよくするんですけれど、今回私にいろんな邦画を教えてくれている日本映画専門チャンネルさんと一緒に大好きな映画会社・新東宝がフィーチャーされる番組を作れるのが嬉しくて。昔からの新東宝のファンの方はもちろん、この番組が「新東宝入門」みたいな形になって新しくファンになってくれる方と一緒に盛り上がれたらいいですね。 ――上坂さんが若い人たちに新東宝の魅力を伝えるとするなら、どういうところをアピールされますか? 上坂 昭和生まれじゃない人には、何もかもが新鮮だと思います。とにかく数をジャンジャカ作っていた時代の映画って、こんなにカオスなんだって。ポスターやタイトルを見ても(内容が)その通りとは限らないし、スターの皆さん……天知茂さん、宇津井健さん、三原葉子さん、三ツ矢歌子さんたちはスリラー、サスペンス、ホラーと似たようなジャンルの作品に出ているので、作品は違えども統一された世界観の中にいるような感覚があって、名前を憶えていくと「あ、また同じような役だ」みたいな目線も入ってきて楽しめるんです。あと、香港映画並みに唐突に終わるラストも好きです(笑)。毎週新作を上映していた時代の作品は勢いがありますね。、観ていて元気が出てきます。 ――元々こういう映画のジャンルがお好きなんですか。 上坂 小さい頃から実家でBS・CS放送が観られる環境だったので、ずっと日本映画専門チャンネルと東映チャンネルを観ていたんです。最初に好きになったのは黒澤明監督の作品で、そのあと東映の任侠映画が好きになって。高倉健さんの『網走番外地』シリーズや鶴田浩二さんを観て「カッコイイ!」と思っていました。今は日本の戦争映画にハマっていて、岡本喜八監督の作品とかが好きですね。 ――今回放送される3作での天知さんの魅力を、それぞれ一言で表現すると? 上坂 『憲兵と幽霊』は「これぞニヒル!」(笑)。『恋愛ズバリ講座』は……「滑舌が凄い!」ですかね。で、『怒号する巨弾』は……うーん……「やっぱり宇津井さんに勝たない」(一同笑)。勝てなくはないけど「勝たない」っていう感じですね。「もうそろそろかな?」みたいな感じで自分から負けの態勢に入っていく感じになるのがいいんです。 ――収録では天知さんのことを「負けるヒロイン」とおっしゃっていましたけれど、上坂さんはダークなサブキャラに惹かれる傾向があるんでしょうか。 上坂 私はマンガなんかを読んでいても、そういうキャラを好きになる傾向が強いんですね。天知さんが新東宝で演じた役の半数以上が命を絶ったり逮捕されたり……無事なまま終わる映画がほぼないので、後年の『非情のライセンス』や『江戸川乱歩の美女シリーズ』なんかを観て「おおっ、毎回生き残っている!」なんて思ったりして(笑)。それくらい新東宝の天知茂さんの全身からにじみ出る悪のオーラ、滅びゆく悪の姿が魅力的だなと考えています。もっとも、あとで伝記を読んでみると実際はとても素敵な方で、下積みの時代も長く、お酒も飲まなかったと知ったので、今はその素顔と役柄、両方を好きになっています。 ――では作品内の悪役の天知さんと善玉の天知さん、これはどちらが好きですか? 上坂 やっぱりどちらも、ですね。悪を演じている時はニヒルさを楽しめるし、正義の役をやっている時は「この人、本当に信用していいんだろうか?」と怪しみながら観て楽しめるという(笑)。 ――今回3作をセレクトしての放送になりますが、他に天知さんの作品でお勧めのものはありますか。 上坂 そうですね……やっぱり作品として有名な『東海道四谷怪談』でしょうか。これがまた、本当に悪い役なんですけれど(笑)。あとは同じ中川信夫監督の『女吸血鬼』。てっきりタイトルロールを三原葉子さんが演じていると思ったら、吸血鬼はドラキュラ風味の天知さんだったという(笑)。これがまたカッコよくて。こんなにドラキュラが似合う日本の俳優さんは他にいるんだろうかって思うくらい、好きな作品ですね。怪奇もの以外では『黄線地帯 イエローライン』をお勧めしたいです。この作品で石井輝男監督のファンになりましたし、天知さんがほぼ主人公扱いのカラー作品なので。あと同じ石井監督の『黒線地帯』もスピーディーで面白いですし、『恐怖のカービン銃』という天知さんの新人時代の作品は「ご飯食べろよ!」と言いたくなるほどほっそりとした天知さんが最初から犯人役で登場しますので、こちらも是非! それから新東宝じゃないですけれど、勝新太郎さん主演の『座頭市物語』が好きですね。 ――このような企画の第2弾があるとしたら、どういうテーマでやりたいですか?…

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  • 賀来賢人も興奮!「めちゃめちゃいい声!」念願の外国人リスナーと生電話 | マイナビニュース

    俳優の賀来賢人がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「賀来賢人 SUZUKI “KENTO’S CLUB”」。2月25日(木)の放送では、この日の放送で記念すべき“400回目”ということで、「ケンクラ」とゆかりの深いクラブ会員(※本番組でのリスナーの呼称)と生電話でトークしました。 番組のタイトルコールを送ってくれたクラブ会員・サムさんの“いい声”に魅了された会長(※本番組での賀来の呼称)。相当ツボにハマったようで、これまで何回もサムさんのタイトルコールを紹介してきました。そんなサムさんと「ケンクラ」の400回目を祝します。 パーソナリティの賀来賢人 ◆400回目を祝してクラブ会員と生電話会長:サムさん、はじめまして! 賀来と申します。 サム:サムと申します。 会長:うわぁ、サムさんだ~。ラジオDJばりの、理想のタイトルコールを送ってくれたサムさん。なにか声にちなんだお仕事をされているんですか? サム:いえ、全然。 会長:サムさんは、どちらの国の方なんですか? サム:アメリカです。 会長:日本に来て何年ぐらい? サム:7年ぐらいですね。 会長:確かにめちゃめちゃ日本語が上手いですね。 サム:ありがとうございます。 会長:どんなお仕事をされているんですか? サム:翻訳家です。日本のゲームを中心に、翻訳をやっているフリーランサーです。…

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  • ローリングストーン誌が選ぶ、2020年の年間ベスト・ホラー・ムービー10選 | マイナビニュース

    幽霊物語、暴力シーン満載のコメディ・スプラッター、先住民のゾンビ、透明人間など、2020年屈指の悪夢の世界を紹介。 2020年は、必ずしもホラー映画がなくてはならない年ではなかったかもしれない。直近の出口の見えないパンデミックから大統領選という悪夢にいたるまで、私たちの実生活は、恐怖に事欠かなかった。2020年のトランプ政権下のアメリカの1日より恐ろしいものなんてあるのだろうか? 私たちの多くが必要としていたのはカタルシス的な何かであり、例えばそれは終末論を説くTwitterの投稿や延々と垂れ流される新型コロナ関連の統計ではなく、私たちの恐怖を投影する空間だ。ここで紹介するホラー映画のお手本のような10本は、どれも自宅に閉じ込められた私たちのドアの外で起きていた出来事と直接的な関係はない。だが、それより重要なのは、どの作品も現実世界を無視していないだけでなく、このランキングの中でももっとも現実逃避的な作品でさえ、ジェンダーや社会階層など世間を賑わせた話題に対する見解を何らかの方法で表明している点だ。幽霊物語、暴力シーン満載のコメディ・スプラッター、先住民のゾンビ、透明人間など、本誌が選ぶ2020年のホラー映画ベスト10を紹介しよう。 10位『ズーム/見えない参加者』Photo : Shudder Films 私たちは、これから数年間にわたって2020年の日常の恐怖を再現しようとする無数のホラーまたはその他のジャンルの映画に苦しめられることになりそうだ。2020年の日常の恐怖とは……ウェブ会議ツールZoomを使った会話にほかならない。だが少なくとも、イギリスのロブ・サヴェッジ監督と米ホラー映画配信サービスShudderのパトロンたちは、『ズーム/見えない参加者』によって気弱なビビりを怖がらせるための基準を最高レベルに設定した。劇中では、グループのリーダー的存在のヘイリー(ヘイリー・ビショップ)という若い女の提案で20代の若者たちは霊媒師と連絡を取り、Zoomを使った”オンライン交霊会”を開催しようとする。遊び半分の気楽なムードは、誰かが誰か——あるいは何か——を怒らせたかもしれないと霊媒師が言いはじめたとたん一変する。絶叫が響き渡るのは、ここからだ。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)や同作によって誕生した数多のファウンド・フッテージ(訳注:他者によって制作された既存の映像を作品の全体または一部に使って新たな作品をつくる手法で、映画やTV番組のジャンルのひとつ)系ホラー映画のように、『ズーム/見えない参加者』はローファイ技術とおなじみの演出(スプリットスクリーン、視点の切り替わり、背景のループなど)を見事に屈指した模範的な事例であり、2020年の混乱に救いの手を差し伸べる方法をしっかり心得ている作品だ。(日本公開:2021年1月15日) 9位『ブラッド・ブレイド』Photo : Jan thijs/Shudder Films ”レッド・クロー”と呼ばれるネイティブアメリカンの居留地では、不可解な出来事が続いていた。そこでは、はらわたを抜かれたシャケが跳ね回り、安楽死させられた犬が吠えつづける。それに、血を吐いている街の酔っ払いは、人間の肉にやたらと飢えているようだ。その半年後、同地で暮らすミクマク族の人々は、生き残りをかけたゾンビとの壮絶な死闘に巻き込まれる。脚本も手がけたジェフ・バーナビー監督は、TVドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズ、葛藤する保安官という主人公(マイケル・グレイアイズが主役にふさわしいシリアスなオーラを放っている)、さらには徹底的に包囲された安全地帯といった数々の要素を過去の作品から拝借して『ブラッド・ブレイド』に取り入れている。生存者が先住民の人々で、おぞましいゾンビのほとんどが白人であるという点も見逃してはならない。同作は、古典的なジャンルにネイティブアメリカンというツイストを効かせた良作であり、殺戮シーン(看護師とチェーンソーの生々しすぎるスプラッターシーンなど)を出し惜しんだり、反植民地主義的かつ生態系を懸念する解説をカットしたりもしていない。「これは我々への罰なんだよ」とカナダの先住民・アボリジニのベテラン俳優、ゲイリー・ファーマーは言う。「神のせいじゃない。地球は人の愚かさに激怒している」。(一部劇場にて公開) 8位『ココディ・ココダ』Photo : Dark Star Pictures 遠く離れた場所でキャンプをするときは用心しよう。童謡の世界から飛び出してきたかのような風変わりな三人組があなたのテントを襲い、何度も何度も延々とあなたを殺しつづけないとは限らないから。スウェーデンのヨハネス・ニホルム監督が放つ傑作ホラー『ココディ・ココダ』は、ある家庭を襲った悲劇で幕を開ける。そのせいで夫婦(レイフ・エードルンド・ヨハンソンとイルバ・ガロン)は悲しみで放心状態になり、心に傷を負う。それから3年後、ふたりはキャンプに出かける。ここで待っていましたといわんばかりに凶暴な男、ゴスルックの浮浪児、白スーツがトレードマークの米作家トム・ウルフ顔負けの晴れ着に麦わら帽子という出立ちの変人(ペーテル・ベッリ)が登場する。ハッピーエンドなんて存在しないとあなたは言うかもしれないが、『ココディ・ココダ』にはそもそも終わりというものが存在しない。というのも、夫婦は見知らぬ三人組の手でサディスティックにいたぶられて死んだ挙句、すべてが振り出しに戻ってしまうのだ。そしていくつかのツイストとともに、またすべてが繰り返される。観ている人は、何週間も忘れられそうにない悪夢を見ているような気分を味わう。ありがとう、スウェーデン!(日本劇場公開終了) 7位『Freaky(原題)』Photo…

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  • ブライアン・イーノが語る、ポストコロナ社会への提言とこれからの音楽体験 | マイナビニュース

    2020年に音楽活動50周年を迎えたブライアン・イーノは、多くの顔を使い分けながら新しい歴史を切り拓いてきた。70年代からポップ音楽にアートの前衛精神を持ち込み、近年最注目されているアンビエント・ミュージック=環境音楽の概念を確立。デヴィッド・ボウイのベルリン三部作に貢献し、プロデューサーとしてトーキング・ヘッズやU2などに携わり、映画/テレビ番組のスコアでも輝かしい功績を残してきたほか、インターネットの普及を牽引したWindows95の起動音や、iPhoneの自動音楽生成アプリ「Bloom」の制作などを通じて、科学やテクノロジーの領域にまで影響をもたらしている。リベラルな現代思想家としても知られるイーノは、パンデミックに見舞われた2020年に何を考え、どのような未来を思い描いているのか? ※この記事は2020年12月25日発売の『Rolling Stone JAPAN vol.13』に掲載されたもの。取材は2020年10月に実施。 「私にとって最大級の発見」イーノを夢中にさせたアプリ ー2020年はあなたにとって、どんな年だったといえそうですか? イーノ:恥ずかしながら、私個人にとっては非常に充実した年になった。3月にロンドンを離れて、田舎に持っている家に来た。それまでここでゆっくり過ごすことはほとんどなかった。一番長い滞在が3週間だ。でも今回は3月からずっとここにいるから、もうかれこれ8カ月いることになる。心の底から満喫しているよ。とても興味深かったのは、ある日を境に、自分の予定表が「ビッシリ詰まっている状態」から「白紙の状態」に変わったんだ。「ああホッとした!」と思ったよ(笑)。いきなり時間ができたんだ。これは常に言ってきたことだけど、生きていてある一定のところまで来ると、お金は重要ではなくなる。ほしいのは金ではなく、時間だ。 ーわかります。 イーノ:そんなわけで、いきなり「たくさんの時間」という贈り物をもらったわけだ。私は今、イギリス東部のノーフォーク州とサフォーク州の境にある小さな村に住んでいる。イギリスの中でも人口が少なく、静かで美しい平地と大きな空のある場所だ。そこでまた思索し、音楽を聴くようになった。ここに来た際、スタジオ機材を持って来なかったため、普段やっていたこと、つまり毎日音楽を作るというのをやらなくなった。ロンドンでは毎日スタジオに行って音楽制作をしていた。音楽制作を一切しない日のほうが珍しいくらいだ。でも、ここでは最初それができなかったんだ。それは機材を持ってこなかったから。機材がなければ音楽は作れない。私はそういうミュージシャンだからね(笑)。 ーええ、存じ上げています(笑)。 イーノ:だから、これまでよりも音楽を聴くようになった。作曲家として常に音楽を制作していると、音楽を聴くことがほとんどない。音楽を作りながら、他の音楽を聴くことはできないからね。自分が作っている音楽しか聴くことはない。他の大勢の人のように、多くの音楽と触れる機会が実は少ないんだ。作曲家になると、誰よりも音楽を聴く機会が少なくなるという不思議なパラドックスが生まれる。デザイナーや画家、作家をやっている友人たちのほうが最新の音楽事情に詳しい。彼らは一日中いろいろな音楽を聴いているからね。ということで、ここに到着してすぐの頃に、あるアプリを見つけたんだ。「Radio Garden」というんだけど、知ってる? ーいいえ。 イーノ:君たちの読者全員に薦めたいくらい凄いんだ。私にとっては最大級の発見だよ。どういうものかというと、(携帯で実際にやりながら説明してくれる)アプリを立ち上げると、こうして地球上に地図が出てくる。その上に緑に光っている点がいくつも見えるはずだ。この緑の点、一つ一つがラジオ局なんだ。試しに日本にある緑の点を選んでみよう。 ー思い切りハズレでないことを祈ってます。 イーノ:きっとハズレだろうね(笑)。(日本にある緑の点を選んで、音楽が流れだす。いい感じのジャズが聞こえてくる) ー思ったほど悪くないですね。 イーノ:これは、なかなかいいラジオ局だね。どれどれ……「ラジオ逗子」という局だ(編注:湘南ビーチFMと思われる)。このアプリを見つけた時、「日本で今どんな音楽が流れているかをリアルタイムで聴けるなんて、なんて素晴らしいんだ」と思った………すまない。あとでまた聞けるように、この局を「お気に入り」に登録している(笑)。 ーラジオ局は大喜びでしょう(笑)。…

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