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  • 私たちが直面するであろう未来を描いたSF『Arc アーク』、小説と映画の間にある創造的な違いを味わう | cinemacafe.net

    私たちが直面するであろう未来を描いたSF『Arc アーク』、小説と映画の間にある創造的な違いを味わう | .

    不老不死は、人類の永遠の夢。そう語られることは少なくない。現時点で死を避けることはできないが、老化を先送りするアンチエイジングのための方法は次々に編み出されている。その延長線上にあるストップエイジングも、もはや夢ではないかもしれない。 そんな、“究極の夢”が現実となった世界を見せてくれるのが、映画『Arc アーク』だ。原作は、SFの名手ケン・リュウ原作の短編小説「円弧(アーク)」。3大SF文学賞とされるネビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞を制した作家が描き出したのは、不老不死の身体を得た人類最初の女性の人生だ。 天才が紡ぎ出した大いなる問いを、見事映像化 ヒロインのリナは、17歳。生まれたばかりの息子を置いて、自由を求め旅立つところから物語は始まる。切ない別れが心に暗い影を落とし、寄る辺なき日々を送っていた19歳のある日、リナは一人の女性と出会う。彼女はエマ。彼女の仕事は、亡くなった人々を、生きたまま時を止めたかのように保存する「プラスティネーション」を施した遺体「ボディワークス」を造ること。誘われるがままその仕事に就いたリナは、やがて頭角を現わす。一方、エマの弟・天音は、さらに先を行くストップエイジングの技術を完成させた。30歳となったリナに結婚を申し込んだ天音は、共に不老不死へと踏み出そうと誘う。こうしてリナは、永遠の若さと命を手にした人類で初めての女性となるが…。 小説では一人称で語られるリナの心情にフォーカスしながら、「永遠の命」が可能になった世界で人類がどのように生と向き合うかが描かれている。対して、本作でメガフォンを執った石川慶監督は、リナを取り巻く社会の変化、混乱や分断、希望と諦念なども丁寧に織り込みながら、彼女の人生と決断を静かに見守る。石川監督は、『愚行録』や『蜜蜂と遠雷』でも登場人物の心情を、価値観の違う人々の人生と交差させながら描くことで、社会的なテーマまでも浮き彫りにしてきた。そんな写実派ストーリーテラーだからこそ、個性派SFを、今からほんの少しだけ先の未来にありそうなリアルな社会像として描くことができたのだろう。 「永遠の命」という人類を幸せにしてくれるはずの「夢」を得て、人間はどう変わるのか、そして、どう変わらないのか。ケン・リュウという天才が紡ぎ出した大いなる問いにまつわる物語を、石川慶という才能はどう映像化したのか。小説と映画の間にある創造的な違いを味わうことは、SFファンにとって大きな喜びとなるだろう。 芳根京子、岡田将生、寺島しのぶら演技派俳優陣が物語の世界を編み上げていく 本作のリアリティについて語るとき、物語だけでなく、そこに息を吹き込むキャストたちの並外れた説得力にもどうしても触れておかねばならない。俳優達はまだ見ぬ世界にある“私たちの未来”を視覚的に体現する人々でなくてはならず、それが成功するかどうかが、このドラマを単なる絵空事にしないための鍵となっているからだ。 ヒロイン・リナを演じた芳根京子、そのメンターであるエマに扮する寺島しのぶ、夫役の岡田将生、リナにとって大きな存在となる利仁を演じた小林薫ら演技派キャストは、それぞれの役が信じる死生観を色濃く滲ませながら、『Arc アーク』の世界を編み上げていく。観る者の多様な人生観に寄り添うかのように、全く違った価値観を覗かせる登場人物達。彼らを体現する俳優たちの力なしに、「永遠の命」を得た人類の喜びや戸惑いはここまで心に響いてこなかっただろう。 さらに、このSF作品はCGを駆使する種類のものではないだけに、マジカルな視覚的効果の大部分が、脱帽ものの説得力で17歳から132歳までを演じ分けた芳根京子の驚異的な芝居に任されたとも言える。17~19歳では、心に傷を追い孤独を抱えた若者らしい荒さを、30歳では自分を見つけた者ならではの自信とゆとりを、90歳では悟りを開いた者のような柔らかさを感じさせる演技で、不老不死の生を生きることの意味を私たちに問いかける。 こんなシーンがある。30歳の容貌を保ちながらも90年近く生きてきたリナが、風吹ジュン演じるストップエイジングをしていない女性から「私より先輩ね。足音でわかるの」と言われるのだ。実は観ているこちらも、リナがかなり歳を重ねていることは瞬時にわかる。30歳の姿形をしていても、はるかに多くの経験を積んだ人物が醸し出す佇まいを、視線や口調、所作や表情で表現しているのだ。 芳根をはじめ、すべてのキャストによる的確な演技は、原作の空気を決して壊さぬ適度な立体感をもって、私たちを未来へと誘う。そして問うのだ。あなたは果たして、この未来を受け入れるのか。誰の、どんな価値観に共感するのかと。その答えから見えてくるのは、大切にしている人、譲れないもの、そして人生哲学。きっと、今のあなた自身なのだろう。 不老不死で人間は幸福になれるのか?社会に巻き起こるであろう変化を描いた作品 生まれた瞬間から、死へと向かう。これは命あるものの宿命だ。誰にでも訪れる死こそが、この世にただひとつある究極の「平等」だと言える。だが、その大前提が崩れた時、世界はどう揺れるのか。映画『Arc アーク』は、原作よりも一歩も二歩も踏み込んで、社会に巻き起こるであろう変化の数々を丁寧かつ具体的に描いている。様々な可能性を提示した上で、人々が夢見てきた不老不死は、本当に人間を幸福にするのかという問いを軸に、人生の意味と正面から向き合っていく。そして永遠の命とともに、手に入るものと失うものが提示される。 例えばヒロインのリナは、30歳でストップエイジングの技術を生み出した夫・天音と共に永遠に生きる決断をし施術を受けるが、50歳で夫と死別してしまう。天音には遺伝子異常があり、施術が彼の老化を促進してしまったのだ。永遠に生きるリナにとって、愛する者を失った喪失感と孤独も永遠だ。 また、不老不死の技術が浸透する前に年老いてしまった人、経済的理由で施術を受けられなかった人、施術を拒否した人などをケアする施設を運営している89歳のとき、自分よりも老いた姿の息子と再会する。「今からでも施術を」と説得するが、彼は頑として受け入れない。子が親よりも先に老いていくことの不条理は、リナの信念を大きく揺さぶったことだろう。 そういったやるせない経験を経て、リナは技術ではどうにもならない自然の摂理、説得しても動かせない人の心を尊重する気持ちを芽生えさせていく。すべてをコントロールできると思うこと、そうしようとすることの傲慢さをも悟ったのかも知れない。90歳の誕生日を迎えた彼女は、周囲からのお祝いの言葉を受けながらも、「年齢に意味はあるのか」と自問し始める。「写真を撮っても意味は無い。何もかわらないのに」とつぶやくこともある。…

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  • 豊川悦司演じる工学者がもう一人の“僕”を作る目的とは?『弟とアンドロイドと僕』スリラー色満載の予告編 | cinemacafe.net

    豊川悦司演じる工学者がもう一人の“僕”を作る目的とは?『弟とアンドロイドと僕』スリラー色満載の予告編 | .

    豊川悦司主演、阪本順治監督が手掛ける“究極の孤独”を描いた禁断の問題作『弟とアンドロイドと僕』より、予告編と場面写真が公開された。 >>『弟とアンドロイドと僕』あらすじ&キャストはこちらから 到着した映像は、豊川さん演じるフードを被った孤独なロボット工学者・桐生が、不気味に廊下を歩くシーンから始まる。子どもの頃からずっと、自分が存在している実感を抱けないまま生きてきた桐生は、そんな不安を打ち消すため、もう一人の“僕”として、アンドロイド開発に没頭する生活をしている。 義理の弟(安藤政信)から、寝たきりの父親が自分の名前を呟いていることを知り、延命処置を希望するも強く断られてしまい、家族からも見放されてしまった桐生。そんな彼のもとに、自分と同じく存在意義を見い出せない謎の少女(片山友希)が現れる。少女は何者なのか、桐生がもう一人の“僕”を作っている目的とは…? 謎が謎を呼ぶスリラー色満載の映像となっている。 『弟とアンドロイドと僕』予告編 予告編と併せて公開された場面写真では、赤い光に包まれた洋館の中で佇む桐生や、謎の少女を後ろに乗せて自転車でどこかに向かう様子が切り取られている。 『弟とアンドロイドと僕』は2022年1月7日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい・立川高島屋S.C.館・天神ほか全国にて順次公開。 ソースリンク

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  • 【ネタバレあり】永野芽郁“優子”&石原さとみ“梨花”、本当の関係は!?『そして、バトンは渡された』特別インタビュー | cinemacafe.net

    【ネタバレあり】永野芽郁“優子”&石原さとみ“梨花”、本当の関係は!?『そして、バトンは渡された』特別インタビュー | .

    永野芽郁、田中圭、石原さとみが共演する『そして、バトンは渡された』から大ヒットを記念し、3人の特別インタビューが到着。これまで語られることのなかった“嘘と秘密”の一部が明かされた。 >>『そして、バトンは渡された』あらすじ&キャストはこちらから 11月8日時点の興行成績は、動員:49万456人/興行収入:6億4238万9,920円となり、公開から11日で興行収入6.4億円越えとなっている本作。 ※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。 映像のインタビュー冒頭で、永野さん演じる優子と石原さん演じる梨花の関係性について聞かれると、「実は…親子です!」と告白。森宮さん(田中圭)と優子(永野芽郁)、そして梨花(石原さとみ)とみぃたん(稲垣来泉)それぞれの“血の繋がらない親子”の物語として描かれてきた本作だが、その中に隠された、「梨花と優子の(血の繋がらない)親子関係」、そして「みぃたんが優子の幼少時代」であったことが明かされた。 親子という関係性ながらも共演シーンが少なかった永野さんと石原さんは、本作が初共演。撮影が進み、ようやく石原さんに会える日が来た永野さんは、「ずっと見てきた凄い女優さん、ママに会えるんだという(二つの)複雑な気持ちを持っていたので、(お会いした時は)感動しました」とコメント。 また、石原さんも「やっと会えた瞬間は震える気持ちだった」と、撮影当時の心境を明かした。さらに石原さんは「芽郁ちゃんの写真をずっと待ち受け画面にして、会えない時間で自分の愛情を深くしていきました」と自身の携帯の待受に設定し、役作りに励んだと話す。 さらに、共演作も多くプライベートでも親交が深いという田中さんと石原さん。本作での共演について石原さんは「やっと結婚できましたね。ずっと成就しない二人(という設定が)多くなかったですか?」、田中さんは「やっと…初めて結ばれましたね」と、意外にも初めて夫婦役を演じたことを明かす。田中さんは「プライベートでも話せる関係性なので、安心感しかなかった」と深い信頼関係があったことを話している。 なお、公式サイトではインタビュー映像に合わせて3名のインタビュー全文が公開されている。 『そして、バトンは渡された』は全国にて公開中。 ソースリンク

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  • 激しい音楽と痛ましい青春…『麻希のいる世界』主演に、元アイドルの新谷ゆづみと日高麻鈴が起用された訳 | cinemacafe.net

    激しい音楽と痛ましい青春…『麻希のいる世界』主演に、元アイドルの新谷ゆづみと日高麻鈴が起用された訳 | .

    11月6日に東京フィルメックスのワールドプレミアで塩田明彦監督の『麻希のいる世界』が上演された。 『黄泉がえり』や『どろろ』などの原作付きエンタメ映画を撮る一方で、『害虫』のように海外の映画祭で賞をとる作品やロマンポルノまでと幅広い活動をする塩田監督。そのオリジナル脚本作の主演に抜擢されたのは、同じアイドルグループ出身でほぼ無名の2人の新人女優、新谷ゆづみと日高麻鈴。ワールドプレミアの舞台挨拶で、塩田監督はこの2人を「頑固で素晴らしい女優」と絶賛。 いままで、宮崎あおい、草彅剛、柴咲コウ、妻夫木聡、北川景子など、錚々たる俳優陣を起用してきたベテラン監督が、この2人のどこに魅力を感じ、なぜ主演で映画を撮ろうとしたのか。それが舞台挨拶で明らかになった。 沼津に住む高校2年の由希(新谷ゆづみ)は、重い持病を抱えており、いつ命が尽きるかという不安の中で周囲とも交わらず孤独に毎日を送っていた。そんな中で同じ高校に通う麻希(日高麻鈴)に興味を持ち、無理矢理に近づこうとする。悪評が酷くて麻希には誰も関わりたがらないが、彼女の歌と音楽の才能に感銘した由希は、バンドを組んで麻希を世に出すことで、自分の生きた証としようとする。 自己中心的で自滅的な麻希の生き方に振り回され続けるが、由希は強烈な意志で諦めない。彼女らと微妙な関係にある軽音部の祐介(窪塚愛流)を間に挟んで、物語は思わぬ方向に二転三転する。才能を秘めた人物を、主人公が智恵と勇気で成功に導くサクセスストーリー……を期待しても、そんな話ではないと気付かされる。状況はあまりにも困難で、次から次へと由希を傷つけようとするし、周りの人達もみな傷ついていく。 それでも忖度も損得もなく、ひたすら自分の想いに忠実であろうとする由希、麻希、祐介の強烈なエネルギーに感電したかのように、見る者の心を痺れさせる。向井秀徳が手がけた劇中歌は、麻希の澄んだ歌声が余計に思春期の孤独を際立たせる。そんな強烈な映画だ。 『さよならくちびる』で残した爪痕 新谷ゆづみと日高麻鈴の映画デビューは、塩田監督の前作である『さよならくちびる』。小松菜奈と門脇麦が演じるフォークデュオ「ハルレオ」の解散ツアーを描くロードムービーで、2人を追いかける中学生ファン由希と麻希を演じた。 その出演時間は合計でもほんの数分。しかし、ここで強烈な爪痕を残す。「ハルレオ」のさまざまなファンが登場して思いを語る短いカットの積み重ね。そのなかで、日高さんが演じる麻希は泣くはずだったのが、代わりに突然「ハルレオ」の曲をアカペラで歌い出したのだ。寄り添う由希を演じる新谷さんも慌てることなく、無言の演技でそれを受け止めた。 当時中学生だった2人の、初めての映画、最初の撮影での突然のアドリブの応酬に驚き感動した監督は、このテイクをそのまま本編に採用し、さらに脇役2人のためだけに舞台挨拶を行ったり、新谷さんのネットラジオ番組にゲスト出演したりと、数分の脇役とは思えない厚遇が続いた。塩田監督によると、『さよならくちびる』が大ヒットした場合は、続編とスピンオフを作るつもりで案を用意していたそうで、以前のネットなどの発言からすると、このスピンオフは由希と麻希を主人公にしたものだった模様。 残念ながら「そこまでのヒットではなかったので」代わりに2人を主人公にしたオリジナル作品を企画。ヒロイン2人の名前は、『さよならくちびる』と同じ由希と麻希。「日高さんの歌声が素晴らしかったので」という理由で、麻希の音楽の才能に惚れ込んだ由希がバンドを結成して…という基本プロットだけ決めて、オープンエンド(=結末を決めない)で書き進めたところ、監督本人も「書き終わって唖然とした」というかなり過激なストーリーと結末となった。それが今回の『麻希のいる世界』だ。 3年前まで清楚さを売りにするアイドルだった2人だが、監督は「あの2人なら演じられると思いました。俺が当て書きしたんだし」と言い切る。ベテランの塩田監督にそこまで信頼される2人はいったい何者なのか? 知られざるアイドル界の名門校 新谷ゆづみと日高麻鈴は、今年8月をもって「閉校」したアイドル「さくら学院」の卒業生。「さくら学院」は、名門私立校のような制服で、「Perfume」の振り付けやリオ五輪閉会式の演出で知られるMIKIKO氏直伝のダンスを踊るアイドルユニットだが、それに留まらず、芸能事務所アミューズのタレント育成機関としても機能していた。過去、武藤彩未(歌手)、三吉彩花(女優、モデル)、松井愛莉(女優、モデル)、「BABYMETAL」(メタルダンスユニット)、佐藤日向(声優アーチスト)など多くの人材を輩出。 新谷ゆづみと日高麻鈴は、この「さくら学院」の活動を通して、在学中に何度か演技力を競う機会があり、その中で「女優になりたい」という夢を現実の目標に置き換えていった。 「さくら学院」は、リアルな学校と同じように毎年の決まった行事があり、5月初旬に転入式、秋に学院祭、3月末に卒業式が行われ、転入式や学院祭では、「ホームルームコント」と呼ばれる、学校のホームルームを舞台にした、ちょっとしたお芝居が行われる。また、学院祭では「サクラデミー賞は誰だ?」と題した即興芝居のコンテストもある。 初期は学芸会のようなコントだったが、2人が在籍していた頃は本格的な青春ドラマが上演され、即興芝居では、アドリブや乱入ありの演技勝負で2人は優勝争いを繰り広げた。これが『さよならくちびる』のキャストを探していた塩田監督の目にとまったのがそもそもだった。 撮影現場は戦いのリングだった ワールドプレミアの舞台挨拶の中で、初めての主演について、新谷さんは「監督は本当に優しくて、今の自分の気持ちで自由に動いてごらんと」、日高さんは「ただもうガムシャラでした」と述べた。 しかし塩田監督に言わせると、「照明とカメラがあって“ここで演技してください”、と伝えても2人は止まらない。しかも、新谷さんからは“私はあそこで止まりたくなかった”なんて言ってるのが聞こえる。しかたがないので、照明とカメラを動かして場所を広くして、ここでやってください、と」と我が道をゆく新人女優2人を暴露。…

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  • ORANGE RANGEが主題歌を担当!桐谷健太主演『ミラクルシティコザ』予告編 | cinemacafe.net

    ORANGE RANGEが主題歌を担当!桐谷健太主演『ミラクルシティコザ』予告編 | .

    主演に桐谷健太を迎え、日本復帰前の70年代と現代の沖縄を描いたタイムスリップ・ロックンロール・エンターテインメント『ミラクルシティコザ』より、メインビジュアルと60秒の予告編が解禁された。 >>『ミラクルシティコザ』あらすじ&キャストはこちら 第3回未完成映画予告編大賞グランプリならびに堤幸彦賞を受賞し、桐谷健太を主演に迎えて映画化された本作は、沖縄・コザを舞台に70年代と現代が交錯するタイムスリップ・ロックンロール・エンターテインメント。 1970年日本復帰前の沖縄にて結成された伝説のロックバンド「紫」のメンバーがストーリーに共感し、代表曲を提供しており、1970年当時の「紫」が体験した破天荒なエピソードも脚本に盛り込まれている。 この度解禁された予告編は、桐谷さん演じる翔太の魂が1970年の沖縄コザへとタイムスリップし、行く先々で波乱を巻き起こすコミカルなシーンが続く。しかし後半では一転、抗えない歴史や仲間との衝突に心を傷めた翔太が「未来の俺が頑張れないと、今の俺が頑張れない」と一念発起する感動的な場面がおさめられている。 また、本作の主題歌が沖縄県出身のバンド「ORANGE RANGE」の「エバーグリーン」に決定。結成20周年を迎えた彼らの楽曲が、沖縄返還50年目に公開される『ミラクルシティコザ』のエンディングをエモーショナルに盛り上げる。「エバーグリーン」の一部音源は、本予告編がweb初解禁となる。 『ミラクルシティコザ』は2022年1月21日(金)よりシネマQ・シネマライカムほか沖縄の一部劇場にて先行公開。2月4日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。 ソースリンク

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  • なにわ男子・長尾謙杜×山田杏奈×八木莉可子で森絵都の名作「カラフル」を日本Amazonが映画化『HOMESTAY』 | cinemacafe.net

    なにわ男子・長尾謙杜×山田杏奈×八木莉可子で森絵都の名作「カラフル」を日本Amazonが映画化『HOMESTAY』 | .

    「なにわ男子」長尾謙杜が映画初主演、山田杏奈、八木莉可子を共演に迎えたAmazon Prime Videoオリジナル映画『HOMESTAY(ホームステイ)』が2022年2月11日(金)より世界同時独占配信が決定し、3人の初々しい制服姿の特別ビジュアルが解禁。森絵都の名作小説「カラフル」の実写映画化で、Amazonが製作する初めての日本映画となる。 本作は、高校生の身体に乗り移った魂が、家族との葛藤や淡い恋を通し、人との絆や生きる意義を見出す青春映画。本作の主人公シロは、「管理人」を自称する謎の人物に、突然、死んだ魂として同じく死んでしまった高校生・小林真の体を借りてホームステイ生活を送ることを告げられる。同時に、管理人から小林真が死んだ原因を100日以内に見つけられなければ、もしくは、真の家族や友人に中身がシロだとバレてしまったら、そのときには本当の死が訪れると宣告される。 シロは状況が分からずに混乱しながらも、周囲の人たちに正体がバレないように小林真としての日常生活を送ることに。真の家族はもとより、やさしい幼なじみの晶や、真が密かに憧れていた先輩・美月などと関わる中で、シロは徐々に真の死の真相に近づいていく――。 主人公シロを演じるのは長尾謙杜。「なにわ男子」のメンバーとしてデビューを控え、本作が映画初主演。これまでも俳優としては日本テレビ系連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」でドラマ初出演を果たし、容姿を気にしてマスクを外せない高校生・若林優馬役を好演していた。本作では、自身の記憶を失くし、他人の家族や友人らと関わりながら別人格・真の人生を歩み、そして成長していくという難しい役どころに挑戦、繊細な演技力で俳優として飛躍する姿に期待が高まる。 <長尾謙杜 コメント>初の主演作品ということで、不安や緊張と楽しみが混ざっています。世界配信というのは、実感が湧いていないですが、世界の皆さんに知ってもらえるチャンスですし、『HOMESTAY(ホームステイ)』が良い作品だなと世界の方に感じていただけるように頑張っていきたいと思います。 真の幼なじみ・晶役を演じるのは、初主演を飾った映画『ミスミソウ』で壮絶ないじめを受ける難役を演じ切り、『小さな恋のうた』や『樹海村』に続き、『ひらいて』『彼女が好きなものは』などの話題作に続々出演し、進境著しい若手実力派・山田杏奈。本作では真に淡い恋心を抱く幼なじみ役を演じる。 <山田杏奈 コメント>私が中学生の時、原作を国語の先生に薦められました。生きる上で大事にしたいなと思うことに気づかせてくれる作品だと思います。普遍的なテーマを描いたこの作品が多くの人に届くのは素晴らしいことだと思います。同時に、 いろんな人の目にとまると思うと緊張しますが、ワクワクもしています。 さらに、真が密かに憧れていた高校の先輩・美月役を演じるのは、八木莉可子。新人の登竜門といわれる「ポカリスエット」のCMで一躍ブレイク。2021年に雑誌「Seventeen」の専属モデルを卒業し、ドラマ「僕たちがやりました」「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」などに出演し注目を集めている。 <八木莉可子 コメント>作品の見どころは共感性の高さにあると思います。いわゆるハッピーエンドのお話ではなくて、社会の矛盾や色んな人の想いが交差する世の中を嘘なく描いている作品なので、すごく共感する部分が多いと思います。ファンタジー要素やミステリー要素をポップに描いているので、楽しんでいただきたいです。 そして本作の監督を務めるのは、新進気鋭の女性監督として注目を集める瀬田なつき。2011年、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』で商業映画作品の監督デビューを飾り、映画『PARKS パークス』や山田さん出演の『ジオラマボーイ・パノラマガール』、ドラマ「セトウツミ」のほかTVCMやウェブドラマなど様々な作品を手掛けている。 <瀬田なつき監督 コメント>長尾謙杜くん、山田杏奈さん、八木莉可子さん、眩しく新鮮なコラボレーション、そして、スタッフ・キャスト、みなさん の、力や知恵を合わせて、多彩な要素、感情をぎっしり詰めこんだ作品になりました。自分自身も、この作品を通して、主人公のシロのように、新たな発見や挑戦の多い、忘れられない旅を体験できた気がします。そして、この旅が、世界中のいろいろな場所で見てもらえることが嬉しく、ドキドキしています。たくさんの人に届きますように。 さらに、感受性豊かな高校生の心の旅路と再生をユニークな視点で描いた本作が、日本のPrime Video初のオリジナル映画となることに、Amazonスタジオ アジアパシフィックの責任者エリカ・ノースは、「キャストには実力派の若手俳優たちが集結し、老若男女問わず誰もが共感できる素晴らしい作品を日本Amazonスタジオ初製作の映画として世界中に届けることができ、とても嬉しく光栄に思います。主人公のシロが体験するミステリアスで驚きに満ち溢れた物語は、必ずや皆様の心を打ち、勇気を与えてくれるはずです」と語っている。 『HOMESTAY(ホームステイ)』は2022年2月11日(金)よりPrime…

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  • 香川照之&松岡茉優が参加『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』新公開日は3月4日 | cinemacafe.net

    香川照之&松岡茉優が参加『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』新公開日は3月4日 | .

    長らく公開を延期していた『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』の新たな公開日が、来年3月4日(金)に決定。ゲスト声優として、香川照之と松岡茉優の参加も明らかになった。 >>『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』あらすじ&キャストはこちらから 『映画ドラえもん』シリーズ41作目となる本作は、『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』(‘85)のリメイク作品。新しい脚本と現在の技術を駆使した3DCGで描かれる宇宙船、日本を代表するCGプロダクション・白組協力のもと、アニメーションにVFXを取り入れた演出と、様々な面で進化を遂げ、再び大きな宇宙の小さな星を舞台に、ドラえもんたちが大冒険を繰り広げる。 そして今回新たに出演が発表された香川さんが演じるのは、クーデターを起こし大統領の命を狙うピリカ星の独裁者・ギルモア。恐怖で人々を支配するギルモアが怒りをあらわにするシーンでは、迫力ある演技を披露している。 「オファーのお話があったときは、二つ返事で『挑戦したいです!』とお戻しさせて頂き、一生懸命演じました!」と話す香川さんは、「今作の脚本を読んでみて、やはり『ドラえもん』はどこをとっても面白いなと感じました。ヒーロー感満載で、夢があって、友情の大切さを感じる作品になっていると思います。是非劇場で応援して頂ければと思います」とコメント。 また松岡さんは、ピリカ星の大統領であるパピのお姉さん・ピイナを演じる。原作には登場していない、今作のオリジナルキャラクターとなっており、正義感が強く、命を狙われているパピを命からがら逃がすという役どころ。 松岡さんは「子役時代には泣かなくてはいけない撮影でどうしても涙が出ない時、ドラえもんの数ある感動的なシーンを思い浮かべて涙を呼び込んでいたこともあります」とエピソードを明かし、「ドキドキハラハラの物語も勿論ですが、心に残る素敵な言葉が作中に沢山ちりばめられているので、温かい気持ちになってもらえると思います。私も勇気を貰いました。お子さんも勿論、大人の方も、映画館で待ってます!」とメッセージを寄せている。 さらに、『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』のリバイバル上映が決定。東京や北海道など、7都道府県9劇場にて上映予定だ。 『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』は2022年3月4日(金)より全国東宝系にて公開。 『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争』リバイバル上映は11月23日(火)~12月2日(木)7都道府県9劇場にて上映。 ソースリンク

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  • 中井貴一&松山ケンイチ&北川景子出演、笑いと感動の歴史発見エンタメ『大河への道』公開 | cinemacafe.net

    中井貴一&松山ケンイチ&北川景子出演、笑いと感動の歴史発見エンタメ『大河への道』公開 | .

    中井貴一主演、松山ケンイチと北川景子の豪華共演で贈る映画『大河への道』の公開が決定した。 千葉県香取市役所では、観光促進として地元を盛り上げるために、大河ドラマの開発プロジェクトが立ち上がる。主人公は伊能忠敬。しかし、その脚本作りの最中、伊能忠敬は地図完成の3年前に亡くなっていた、という事実を発見してしまう。 舞台は江戸の下町へ。弟子たちに見守られ、伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく亡くなった。そんな中、ある人物が意を決し発言する。「では、今しばらく先生には、生きていていただきましょうか…」。忠敬の志を継いで地図を完成させるために、弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出す。そこには、歴史に埋もれた感動のドラマがあった――。 本作は、前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの2つのドラマで構成。その2つの時代の登場人物は、中井さん、松山さん、北川さんの一人二役によって演じられる。 中井さんは「この数年、数少なくなった時代劇を、日本の文化、伝統として残したいと思って参りました。容易ではないことは百も承知。交通の発達により、海外が近くなり、より海外の影響を受けやすくなった今だからこそ、日本の真の美しさ、日本人としての心の在り方を、もう一度考え直したい。そんな思いでいた時、出会ったのが志の輔さんの落語でした」と思いを述べ、「気楽に観れる、時代劇。でも、その中には、我々が教科書で習わなかった、驚くべき真実が…。必死で生きる人間たちの、大いなるロマン。是非、お楽しみになさってください」とメッセージ。 松山さんは「貴一さんとは久しぶりにご一緒させて頂きましたが、前の現場でも待ち時間に話をさせて頂いてる間いつも笑っていたのを覚えていました。今回はその普段笑いながら話していた雰囲気のまま出来たような気がします。景子さんも久しぶりでしたが、貴一さんの演技で笑いを堪えている表情を見ていて幸せな現場だなと思いました。僕自身楽しんで遊びつくしたような現場でした」と撮影をふり返っている。 また、中井さんとは今回が初共演となる北川さんは「撮影では中井貴一さんと松山ケンイチさんの掛け合いを見ているだけで何度も吹き出してしまいました!中井さんとは初めて共演させて頂きましたが、中井さんの懐の広さや温かさを間近で感じ、言葉の選び方や人との接し方、現場での佇まいなど、人間として多くのことを学ばせて頂きました」と話し、「時代劇だからとあまり敷居の高さを感じず、是非お気軽に楽しんで頂ければ幸いです」とコメントを寄せている。 公開された3種類のティザービジュアルでは、秘密を知ってしまった現代の登場人物と、その秘密を隠そうとする江戸時代の登場人物との関係性が表現されている。 原作は、立川志の輔の創作落語「伊能忠敬物語―大河への道―」。“伊能忠敬が出てこない伊能忠敬物語”は、2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返す、最もチケットが取れない演目のひとつ。 中井さんが、原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら志の輔さんに映画化の直談判をしたことから、本作が始まったという。当時をふり返り、志の輔さんは「中井貴一さんから『この落語、映画化したら面白いと思うんです。是非やらせてもらえませんか』とずいぶん熱いお電話を頂いて、『いやそんな、落語だから適当にやってますけど、映画だったら本当にいろんな事が厳密になって大変ですよ!』と言ったら、『勿論、適当過ぎるところは、埋めて参ります!(笑) 別に私が主演という事でなくても、プロデューサーでもスタッフでもいいから作りたい!というくらいの気持ちでおります』とおっしゃっていただいて。どんな形であれ中井さんが関わってくださるなんて最高の喜びです」と思いを明かしている。 なお監督は、『青い鳥』『花のあと』の中西健二が務めた。 『大河への道』は2022年5月20日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。 ソースリンク

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  • 松居大悟監督作『ちょっと思い出しただけ』東京国際映画祭で観客賞受賞、2月11日公開へ | cinemacafe.net

    松居大悟監督作『ちょっと思い出しただけ』東京国際映画祭で観客賞受賞、2月11日公開へ | .

    池松壮亮と伊藤沙莉が共演する、松居大悟監督のオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が、「第34回東京国際映画祭」コンペティション部門の観客賞を受賞したことが分かった。併せて、公開日も来年2月11日(金・祝)に決定した。 >>『ちょっと思い出しただけ』あらすじ&キャストはこちらから 怪我でダンサーの道を諦めた照生(池松さん)と、タクシードライバーの葉(伊藤さん)。2人を中心に、関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を、繊細かつユーモラスに映し出す本作。 今回本作が出品されていた「東京国際映画祭」は、今年で34回目を迎えた、日本で唯一の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭。10月30日より10日間開催され、本日が最終日。本作は観客賞のほか、審査員からスペシャルメンションが授与された(特別表彰)。 本作を手掛けた松居監督は、この度の受賞に「4回目の参加で、初めて両手に重さを感じているのがすごく嬉しいなと思います」と喜びのコメントを寄せる。 また「『ちょっと思い出しただけ』という作品は、この2年くらいの世界中の苦しい時間だったり、悔しい時間だったりっていうものが“ただ悲しいってこと、嫌なことだったり”ではなく、“人と会える瞬間の嬉しさ、鮮やかさ”が愛しく思えるように、過去と今を等しく抱きしめられるように作りました」と作品への思いを明かし、「映画に関わった皆さん、ありがとうございます。東京映画祭スタッフの皆様、ボランティアの皆様にも敬意を評します。これからも映画を作ります。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。 『ちょっと思い出しただけ』は2022年2月11日(金・祝)より全国にて公開。 ソースリンク

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  • 濱口竜介監督『偶然と想像』、第22回東京フィルメックスで観客賞受賞 | cinemacafe.net

    濱口竜介監督『偶然と想像』、第22回東京フィルメックスで観客賞受賞 | .

    第34回東京国際映画祭と同時期に、9日間に渡って開催される「第22回東京フィルメックス」が11月7日(日)に閉幕。最優秀作品賞はアレクサンドレ・コベリゼ監督のドイツ・ジョージア合作『見上げた空に何が見える?』と、タイ・フランス・オランダ・シンガポール合作のジャッカワーン・ニンタムロン『時の解剖学』に決定。濱口竜介監督による短編集『偶然と想像』が観客賞に選ばれた。 今年の東京フィルメックスは<継承と継続>を掲げ、これまで以上に独自性を有した刺激的な作品がラインアップ。連日、新たな映画との出会いに会場は盛り上がりを見せ、最終日の授賞式を迎えた。 冒頭は、映画分野における人材育成事業「タレンツ・トーキョー」の結果発表。選ばれたのは、木村あさぎによる企画「あなたの髪は青緑の実から」。「消えゆく方言と文化へ光を差す、ユニークな制作プロセスで詩的なヴィジョン溢れる、非常にパーソナルな作品」と評された木村さんは、「私が映画を撮ることに戸惑って、何年間も撮ることから逃げていたが、タレンツの映画に対する情熱を直に感じることができて、とてもインスパイアされ勇気もをもらった」と感謝の気持ちを込めたメッセージを届けた。 また、スペシャル・メンションとして、ラッチャプーン・ブンブンチャチョークの「A Useful Ghost」と、アルヴィン・ベラルミノの「Ria」が選ばれた。 続いて、観客賞は、プログラム・ディレクターの神谷直希氏が冒頭に「この9日間、この映画祭が色々な人の力によって成り立っていることを実感した。この場で全ての人に感謝を述べたい」と挨拶し、今年のオープニングで上映された濱口監督『偶然と想像』が発表。残念ながら来場できなかった濱口監督からメッセージが届き、「フィルメックスは2008年に『PASION』という作品で初めて参加した。それから13年が経って、自分がこのような大きな、温かい気持ちににならるような賞をいただけてとても嬉しく思う。会場から大きな笑い声が響くたび、幸せな気持になりました」と喜びを伝えた。 観客賞『偶然と想像』 続いて発表された学生審査員賞は、アレクサンドレ・コベリゼ監督作『見上げた空に何が見える?』。「カメラに映るすべてのものが、私たちに何かを語りかけてくるように感じ、圧倒され、私たちが何気なく生活している日常の愛おしさに気付かされた」と受賞理由が述べられ、コベリゼ監督からは「私自身が17年ほど学生時代を過ごしたことがあったので、この賞が私にとってとても大事な意味を持っていると思う。日本のみなさんにどのように受け止められるか心配していたのだが、このような賞をいただけて嬉しい」とのメッセージが到着。 最優秀作品賞 『見上げた空に何が見える?』 さらに最優秀作品賞は、今年は2本同時受賞となり、1本目は、ジャッカワーン・ニンタムロン監督作『時の解剖学』。「わたしたちは現実と非現実が共存するところにいざなわれ、物語のかけらをつなぎ合わせてそれぞれの観点から捉え直すよううながされる。アンビバレントな要素、自然、登場人物たちや状況もまたこの映画の魅力だ」と様々な時間の層が絡みあわされた本作の魅力を評価。ニンタムロン監督からは、「この受賞は、出演していた全ての人達の影の支えがあると思う。私の作品がより広い観客に届くことを祈っている」と、ビデオメッセージで思いを語った。 2本目は、学生審査員賞にも輝いた『見上げた空に何が見える?』で、「一方的な暴力装置にもなりうる映画=カメラを使いながら、本作品では被写体とフェアな関係を結ぶことに成功し、イメージは映画と世界との対話へと開かれてゆく」と本作のユニークな挑戦が称えられた。コベリゼ監督からは「この映画は私にとって孤独で長い道だった思う。長い孤独な旅が、この素晴らしい賞をいただけたことでハッピーエンドを迎えられたのでは、と思っている」と改めて喜びを語った。 審査員長の諏訪敦彦監督(『風の電話』など)は、「こんなふうに審査をさせていただいたく時、される場合もあるけれど、そういう時に心の中で呟いている言葉がある。確か、クリント・イーストウッドの言葉だったと思うが、“たくさん賞を取るくだらない映画もある、一つも賞を取らない素晴らしい映画もある。ただそれだけのことなんだ”と。審査をするということは、ジャッジすることではなくパーソナルな視点を表現するものだと思っている。(コンぺティション作品)それぞれが、社会や個人の中に存在する問題にアプローチして、いかに映画として表現するか勇気あるチャレンジを見せてくれた」と講評。 最優秀作品賞『時の解剖学』 「(最優秀作品賞が)2本という異例な結果となったが、2本はそれぞれユニークなプロセスで、映画の未来を開いてくれていると感じたが、同等に評価したという結果ではなく、審査員それぞれが、映画に何を見ようとして求めているか、全く別の視点から、その価値を見出されたもの。違うアングルというものを皆さんに提示しようと、そういうふうに判断させてもらった。映画の未来の多様性に対する励ましのメッセージであると受けとめてもらえたら、と思う」と話し、受賞作、そして今年のコンペティション部門へ出品された作品全てに感謝も述べた。 なお、「第22回東京フィルメックス」は会場での開催は終了し、この後11月23日(火・祝)まで一部作品をオンライン配信する(詳細は映画祭公式ホームページにて)。 ソースリンク

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