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勢いが止まらない Netflix作品がアカデミー賞最多のノミネート – M&A Online

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は11部門でノミネート(Reuters)

Netflixオリジナル10作品がアカデミー賞にノミネート

Netflix(ネットフリックス)の勢いが止まりません。第94回アカデミー賞(日本時間2月8日発表)で、Netflixオリジナル作品が合計10作品・27部門のノミネートを獲得しました。この数字は並みいるハリウッドメジャースタジオを上回る快挙であり、昨年(2021年)に続き、最もノミネートを受けた映画制作会社となりました。

定額制動画配信サービスの筆頭として業界をけん引するNetflix。同業他社に比べ、オリジナル作品の多さが大きな武器になっています。また、Netflixに限らず、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)やApple TVなどからも賞レースを賑わす作品が登場しています。

動画配信サービス各社の急激な成長で、もはや配信長編作品は劇場公開長編作品とクオリティは同じではないのか?という論争も。しかし、ヴェネチア国際映画祭ではコンペティションの対象作品になる一方で、カンヌ国際映画祭ではコンペティションへのエントリーも認めないなど、映画界でも意見が二手に分かれています。

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第94回アカデミー賞にノミネートされたNetflixオリジナル作品

10作品・27部門のうち、特に受賞が期待されるのがベネディクト・カンバーバッチ主演の『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、レオナルド・ディカプリオ主演の『ドント・ルック・アップ』、ミュージカル映画『tick, tick…BOOM! チック、チック…ブーン!』あたりでしょうか。

作品名 ノミネート部門
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(原題:『The Power of the Dog』) 作品賞、監督賞(ジェーン・カンピオン)、主演男優賞(ベネディクト・カンバーバッチ)ほか11部門・12ノミネート
『ドント・ルック・アップ』(原題:『Don’t Look Up』) 作品賞、脚本賞、編集賞、作曲賞
『tick, tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!』(原題:『tick, tick… BOOM!』) 主演男優賞(アンドリュー・ガーフィールド)、編集賞
『ロスト・ドーター』(原題:『The Lost Daughter』) 主演女優賞(オリヴィア・コールマン)、助演女優賞(ジェシー・バックリー)、脚色賞
『ハンド・オブ・ゴッド 神の手が触れた日』(原題:『The Hand of God』) 国際長編映画賞
『ミッチェル家とマシンの反乱』(原題:『The Mitchells vs. the Machines』) 長編アニメーション映画賞
『ことりのロビン』(原題:『Robin Robin』) 短編アニメーション映画賞
『オーディブル:鼓動を響かせて』(原題:『Audible』) 短編ドキュメンタリー映画賞
『私の帰る場所』(原題:『Lead Me Home』) 短編ドキュメンタリー映画賞
『ベナジルに捧げる3つの歌』(原題:『Three Songs for Benazir』) 短編ドキュメンタリー映画賞

日本映画にも注目

また、Netflix作品ではないのですが、第94回アカデミー賞で忘れてはならないのが西島秀俊主演の『ドライブ・マイ・カー』です。アカデミー賞では日本人初となる作品賞と脚色賞を含む4部門(作品・監督・脚色・国際映画賞)でノミネートされました。

前哨戦の状況からみると、泡沫候補ではなく、受賞が期待される有力作品の一つとなっています。2020年の第92回アカデミー賞を獲得した『パラサイト半地下の家族』を彷彿とさせる空気感がありますが、さてどうなるでしょうか。第94回アカデミー賞の発表は2022年3月27日(日本時間28日)です。

文:村松健太郎/編集:M&A Online編集部

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