
特徴
奥平大兼 「誰かに何かを与えられる役者に」新人男優賞受賞!プレゼンターに窪塚洋介も登場 – フジテレビュー!!
5月30日(月)、映画批評家ならではの視点で選出される、第30回「日本映画批評家大賞」授賞式が行われ、各賞の受賞者が発表された。
「日本映画批評家大賞」は、映画評論家のみが選考委員を務め、“本音で”その1年の中で輝いた優秀な作品、俳優を選出する。
ここでは、授賞式に登壇した各賞の受賞者のコメントを紹介する。
<新人男優賞:奥平大兼>
ギャラリーリンク
奥平大兼
実際に起きた事件に着想を得て制作された「MOTHER マザー」で、祖父母を殺害してしまう周平を演じた奥平大兼。
選考理由について、「作品を包む閉塞感の中に溶け込み、映画と一体になっていた」とその存在感を絶賛された奥平は、「今年の7月でこの映画が公開されて1年が経ち、僕の俳優人生も1年になりました」と挨拶。
ギャラリーリンク
続けて、「まだ自分の中に自信がないことがありますが、このように名誉のある賞をいただけた」と喜びをコメントし、「この1年は自分が勇気をもらう側でしたが、これからは誰かに何かを与えられる役者になりたい」とまっすぐな目で今後の抱負を語った。
<新人男優賞:宮沢氷魚>
ギャラリーリンク
中継で喜びを伝える宮沢氷魚
「his」で、周囲にゲイだと知られることを恐れ、田舎でひっそり暮らすところに、6歳の娘を連れて元恋人が突然現れ戸惑う主人公・井川を繊細に演じた宮沢氷魚にも新人男優賞(南俊子賞)が授与された。
「今の時代にフィットした、彼以外にこの役を演じることはできない」と選考委員から評された宮沢は、現在舞台の稽古中とのことで舞台の客席から中継で喜びの声を伝えた。
初主演となった「his」について、「初主演映画でとても思い出深い作品で、かなりチャレンジングな作品」と語り、「いつかLGBT作品に出たいと思っていました。学生時代の友人がLGBTで、生きづらい毎日を過ごしている彼を見て、彼が少しでも生きやすい世の中になったら」と出演にあたっての心境を明かした。
また「his」という作品を通して、「ひとりでも多くの人が、より生きやすくなってほしい」と思いをコメントした。
ギャラリーリンク
左から)宇野祥平、窪塚洋介
また、「罪の声」で助演男優賞に選ばれた宇野祥平へのプレゼンターには、昨年度の受賞者である窪塚洋介が登場。「非常に謙虚でひたむきに役に向かう姿、日本映画に向かう姿に感銘を受けました」と宇野を称え、トロフィーを渡した。
ギャラリーリンク
窪塚洋介
そして、昨年度は授賞式が行われなかったことに触れ、「僭越ですが、昨年この賞をいただいたことを皆さんにお伝えできなかったので、この場を借りて感謝をしたい」と、会場に向けて感謝を伝えた。
ギャラリーリンク
宇野祥平