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小雪の見守る“母”の姿に注目『桜色の風が咲く』バリアフリー版本編映像・予告編解禁 | .

TIME誌の「アジアの英雄」にも選出された、世界で初めての盲ろう者の大学教授・福島智さんの幼少期から大学受験までの姿を描いた映画『桜色の風が咲く』。この度、12年ぶりの主演作となった小雪さんが母の強さを体現した本編シーン映像が解禁。また、日本語字幕付きバリアフリー予告編が完成し、バリアフリー上映の詳細も決定した。

>>『桜色の風が咲く』あらすじ&キャストはこちらから

今回、解禁となる本編シーンは、3歳の時に右目を失明しながらも、やんちゃで明るい智だったが、徐々に左目の状態も悪くなり、小学校に行くことを医者から止められ「ああ暇や~学校行きたいなぁ」と母に文句を言う場面から始まる。

「先生に言われたでしょ、目が治ったら行けるから今は我慢」と言い聞かせ、目の負担になるTVも禁じる母に、智は仕方ないとばかりに「ラジオは ええ?目ぇ使わんし」と落語を聞いてみるなど、好奇心いっぱいの様子。

そして台所で料理をする母のそばでは、クレヨンで絵を描きながら物語を作り出す。「川上からかわいい靴が流れてきました。少し経ってからキュウリも流れてきました。キュウリは靴を見つけて“やれやれこれで一休みできる”と喜んで靴の中に入りました。でも靴は小さくて、キュウクツ、キュウクツ といいました」と話す智。

するとその声に続けて、「今度はタイが流れてきました。タイも靴の中に入りたくなりました。入ってしばらくすると“タイクツ、タイクツ”と言いました」と母・令子がにこやかに続ける。それを聞いた智も「タイと靴でタイクツやな~タイクツ タイクツ 僕はタイクツ」と返し、母子でユーモア溢れる日常の姿が。

一方で智の左目の病状は悪化し、病院では「眼圧の高い状態が続いていて危険です、すぐに入院したほうがいいでしょう」と診断を受けてしまう。そして「万が一のことも、覚悟してください」という医者の言葉に戸惑う表情を垣間見せながらも、気丈に振る舞う母親の姿を小雪が繊細に演じている。

本作の脚本を読むなり出演を熱望した小雪さんの凛として、大らかな母を体現する圧倒的な存在感に注目。なお、今回解禁される本編シーンは、バリアフリー版(日本語字幕付き)の映像となっている。

バリアフリー予告編とは――

本編シーンのあとには、本作の予告編に日本語の字幕をつけたバリアフリー予告編が続く。邦画の予告編に字幕を付ける形での紹介は珍しく、本作では新たな試みとして作成を決定。本作の公式HPでも、バリアフリー日本語字幕付きと合わせて音声ガイドも作成し、2種類の本作の予告編を公開する。

さらに劇場でのバリアフリー上映に関して、日本語字幕付き上映や、アプリ「UDCast」を使用した日本語字幕、音声ガイドも実施。「盲ろう者用シナリオテキスト」「点字シナリオテキスト」を制作し、後日、公式HPでの配布も予定。

通常の作品より日本語字幕付き上映の期間を長く設定し、上映劇場では公開初日から少なくとも1週間、連日1回以上の上映を予定しているという。

『桜色の風が咲く』は11月4日(金)よりシネスイッチ銀座、ユーロスペース、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。



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