映画

『ローマの休日』のモチーフ、タウンゼンド大佐が京都を訪問『長崎の郵便配達』貴重な写真を入手 | .

ドキュメンタリー映画『長崎の郵便配達』より、『ローマの休日』のモチーフとなったタウンゼンド大佐が京都を訪れた際の貴重な写真が公開された。

>>『長崎の郵便配達』あらすじ&キャストはこちら

元英空軍大佐で、戦時中にパイロットとして英雄となったピーター・タウンゼンド。退官後、英国王室に仕えた彼は、エリザベス女王の妹にあたるマーガレット王女と恋に落ち、1953年、「ハンサムな空の英雄」と「若く美しい王女」のロマンスという世紀のスクープに世界は賑わい、日本のマスコミも違わず彼の姿を躍起になって追いかけた。しかし、周囲の猛反対で2人は破局。この一連のエピソードはNetflixの人気ドラマ「ザ・クラウン」でも描かれている。

その後、『ローマの休日』のジョー・ブラッドレーと同様にジャーナリストとなった彼は、傷ついた心を癒すべく、1956年10月から約一年半に渡り、世界一周の旅に出る。 そして1978年に取材で訪れた長崎で、16歳で郵便配達中に被爆し生涯をかけて核廃絶を世界に訴え続けた谷口稜曄(スミテル)さんに出会い、1984年にノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を出版、今回の映画に繋がっていく。

この度、世界中が知る悲恋の後、タウンゼンド氏が約65年前の1958年に京都を取材で訪れたときの写真を入手。 写真には、タウンゼンド氏があまりにも有名な破局後に、訪れた日本の京都でも多くのマスコミに囲まれる様子や、京都の旅館で畳の部屋で正座をし談笑する姿、平安神宮でドキュメンタリーの撮影クルーとリラックスする姿、愛用していたローライフレックスカメラを持ち歩き京都の市場でリンゴを買う姿、娘のイザベルさんが大好きだというバスで執筆をしている姿など貴重な様子が収められている。

撮影は主に、マーガレット王女と破局した後、タウンゼンド氏の伴侶でありイザベルさんの母となる約20歳年下のマリー=ルース・タウンゼンドさんが行った。彼女との交際は、人気ドラマ「ザ・クラウン」にも、エピソードとして登場し、世界的に報道された。

これらの写真は、タウンゼンド氏の書斎で娘のイザベルさんが映画の資料のためのボイスメモを探していた時に偶然に見つけたもの。見つけた時に「本当に感動しました。私もこの映画の撮影のために、長崎へ向かうということが分かっていたので、二重に偶然だと感じ、感動したのを覚えています」と奇跡的な偶然を、感慨深く話した。娘のイザベルさんもこの写真をすごく気に入っているそうで、家族でのちに京都旅行に行った際、「この場所、あの写真に映ってたな」と写真を見つけた当時をふり返ったそう。

「核兵器」という言葉がリアルに響くいまこの時代こそ、平和の願いを誰かに“配達”してほしい。父から娘へのメッセージに心打たれる、珠玉のドキュメンタリーだ。

『長崎の郵便配達』は8月5日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。



ソースリンク

もっと見せる

関連記事

Close
Close