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『やがて海へと届く』『Ribbon』「39歳」ほか…人生の転換期、女性たちの友情を描いた5作品 | .

岸井ゆきの主演、浜辺美波らを共演に迎えた『やがて海へと届く』。本作は、引っ込み思案で自分をうまく出せない真奈(岸井さん)が、自由奔放でミステリアスなすみれ(浜辺さん)と大学で出会い、どこか互いに通じるものを感じたことから、徐々に親友関係になっていく2人の物語がベースに描かれている。

今回は公開に先駆け、そんな“女性同士の友情”をテーマにした話題のエンタメ作品に注目した。

■映画『やがて海へと届く』(4月1日公開/中川龍太郎監督)

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本作で描かれるのは、ただ何でも話せたり心を許せる関係というだけではなく、それぞれお互いが自分にないものを持っている、どこか憧れを秘めたような友情関係。恋人関係とはまた違い、一番身近であるはずの親友だからこそ、どこか完全には踏み込めない領域が不思議と存在するような女性同士の友情関係は、観る者にとっては“あるある”と頷いてしまう部分も多いにあるかもしれない。

監督は、モスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をW受賞するなど国内外で注目される中川龍太郎。彩瀬まるによる同名小説を、詩人としても活躍する監督の世界観と圧倒的映像美を融合させて映画化した。

■映画『麻希のいる世界』(公開中/塩田明彦監督)

『害虫』『さよならくちびる』など、話題作を精力的に発表し続ける塩田明彦監督、元「さくら学院」の新谷ゆづみ(『やがて海へと届く』にも出演)、日高麻鈴によるW主演。『さよならくちびる』でこの2人と出会った塩田監督が、彼女たちを想定して書いたオリジナル脚本を基に製作された。

重い持病を抱え、生きることに希望が持てなかった高校2年生の由希(新谷ゆづみ)は、ある日海岸で麻希(日高麻鈴)と出会う。その麻希の勝気なふるまいが由希にとって生きるよすがとなり、2人は行動をともにするようになるが、ふと口ずさんだ麻希の美しい歌声を聞いた由希は、その声で世界を見返すべくバンドの結成を試みる。

■映画『Ribbon』(2月25日公開/のん監督)

YouTubeオリジナル映画『おちをつけなんせ』で初監督を務めた女優・のんが劇場公開の長編映画として初メガホンをとり、主演・脚本を務めた青春ドラマ。コロナ禍の2020年、美大に通ういつか(のん)は大学の卒業制作展が中止となり、1年かけて制作した作品を持ち帰ることになる。色々な感情が渦巻いて何も手につかないいつかは、心配してくれる家族と衝突し、普段は冷静な親友の平井(山下リオ)もいら立ちを募らせている。そんな中、絵を描くきっかけをくれた友人との再会や、平井とのぶつかり合いにより心を動かされたいつかは、自分の未来を切り開くために立ち上がる。

連続テレビ小説「あまちゃん」や『あのこは貴族』でも知られる山下リオが演じるいつかの親友・平井は、いつかにとって“憧れのかっこいい友達”であり、のんさんは山下さんに対するイメージを基に脚本を書いたという。コロナ禍により未来を奪われた美大生が再生していく物語の中に、ときには本音でぶつかり合う学生時代の友情関係も描かれている。

■ドラマ「39歳」(2月16日よりNetflixで配信)

日本で社会現象を巻き起こした人気ドラマ「愛の不時着」のソン・イェジンが主演を務め、「賢い医師生活」のチョン・ミド、「空から降る一億の星」では強烈な悪女を演じたキム・ジヒョンと、豪華俳優陣が集結した韓国ドラマ。嬉しいことも辛いこともともに乗り越えてきた親友3人組が、40代を目前に友情と恋愛、人生を深く掘り下げることになるヒューマンストーリー。

■ドラマ「30までにとうるさくて」(ABEMAにて配信中)

それぞれ異なった感性や価値観を持つ、現代の東京を生き抜く29歳独身女性たち4人組の恋、キャリア、性、友情の物語。「30歳までに結婚しないと…って焦るけど、なんで?」「子供を産むなら年齢は気にした方が良い?」「29歳、私たちこのままでいいのかな」など、“30歳”という節目の年齢を意識する女性が一度は感じたことがある悩みや焦り、怒りを抱えながらも、自分たちの意思で乗り越えていく姿を、ユーモラスかつ痛烈に描くオリジナルストーリー。

出演は、人気バンド「ゲスの極み乙女。」のドラマーとして活躍しながら、映画『彼女』や『窮鼠はチーズの夢を見る』などで俳優としても注目を浴びているさとうほなみや、『モンスターハンター』にてハリウッドデビューを果たした山崎紘菜、「架空OL日記」など数々のドラマや映画に出演する佐藤玲、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でも話題を呼んだ石橋菜津美が出演する。

ときに我を忘れるほど楽しい時間を過ごし、つらい時期に心を寄り添わせることもあれば、切磋琢磨するライバルにもなり、時に憧れや尊敬の念を持つことで互いに励まし高め合える存在にもなり得る女性たち。人生の転換期には、そうした女友達との関係性も大きな鍵を握っている。

『やがて海へと届く』は4月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。

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