映画

菅田将暉「花束みたいな打ち上げがしたい」と吐露、コロナ禍は「すごく寂しい」 | .

菅田将暉と有村架純が『花束みたいな恋をした』公開直前イベントに登壇、本作のタイトルにちなみ、それぞれ“花束みたいな〇〇をしたい”エピソードを明かした。

>>『花束みたいな恋をした』あらすじ&キャストはこちらから

この日は、W主演の菅田さん、有村さん、そして土井裕泰監督が登壇。無観客での開催だった完成報告イベントから、今日はファンを迎えての試写会となり、会場は盛大な拍手に包まれた。念願叶ってファンとの対面を果たした菅田さんは「ありがとうございます。今日は短い時間ですが、この日を楽しんでいきたいです」と挨拶。

有村さんも「本当に大変な日々が続いていますが、わざわざ劇場にお越しくださってありがとうございます。ほんの少しの時間ですが、楽しんでいただけたら」と語り、「今、観客の皆様の前でご挨拶できるということはとても特別なことで、皆さんの前に立てていることを色々な人に感謝したいです。短い時間ですが、楽しんで帰ってください」と土井監督も、それぞれ喜びを口にした。

順撮り、モノローグ…坂元脚本を映画化する土井監督の手腕

何気ない日常や恋愛のリアルな会話を特徴とする坂元裕二の脚本も見どころとなっている本作。以前にも坂元氏による脚本作品に出演経験がある2人だが、菅田さんは「普通の日常を描いたラブストーリーという経験が無かったので、ドキドキする瞬間の表情などは土井さんに演出してもらって、なるほどなと新鮮な思いでした。順撮りのおかげで、今はこれぐらいの気持ちだからとか変に計算せずに麦と絹の日常を送って、素直に楽しいことや悲しいことを経験することができました」と明かす。

すると有村さんも「本作にはモノローグが結構あるんですが、土井さんがクランクインする前に収録をしたいと仰っていて。そのときはまだキャラクターが定まっていませんでしたが、モノローグの収録でキャッチボールをさせていただいたおかげで、三人で共有できたものがあったのでありがたかったです。モノローグは撮影が終わった後も録り直したんですが、撮影前に録ったものとはまた全然違うものになっていたのも面白かったです」と貴重なエピソードをふり返った。

『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
本編では撮影後に収録したモノローグが使用されたが、土井監督は「物語の前半、麦と絹のモノローグが対になる感じだったので、二人のリズムを知りたかったんです。撮影前の収録では文字だけでは分からなかったニュアンスや、色々な感情が産まれてきたので、最終的にそのときのシーンを撮ったときの気持ちで、改めてモノローグを読もうとなりました」と映像には映し出されないこだわりを語る。

また、本作での順撮りに対しても、「特に何も大きなことが起きない物語なので、良い意味で二人がそこらへんにいる子たちに見えるんです。シーンを順番に撮らせていただいたので、撮影していた僕たちも麦と絹と一緒に過ごしていたような気持ちになって、彼らと同じ感情が沸いてくるのが嬉しかったです」と監督は語っている。

『何者』共演から5年、有村架純を「よく喋る人だなって今回気づきました」
『花束みたいな恋をした』公開直前イベント (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
この映画は麦と絹の21歳~26歳までの5年間の人生を描いているが、主人公たちとの実年齢とも近く共に今年27歳を迎える菅田さんと有村さん。この5年間で大人になった点やライフスタイルなどの変化を尋ねられると、菅田さんは「お風呂上りに髪の毛を乾かすようになりました(笑)家にドライヤーもなかったし、乾かす行為に意味を感じなかったんです」と暴露し、会場を笑いに包む。

一方、有村さんは「コップとかお皿とか、作家さんが作ったものだったり、小さなアイテムが増えてきました。好みとかが変わっていったんだなと思います」と語る。また、菅田さんと有村さんが“就活生”役で共演した『何者』からもちょうど5年が経つが、「当時はほとんど話したことがなかったんです。変わったのか、知らなかったのか分からないですけど、よく喋る人だなって今回気づきました。好奇心旺盛で、自分が知らないものとか初めて見るものとかへの抵抗感があまりなくて、飛び込んでいける人だなと思います」と菅田さん。本作で有村さんとの距離がぐっと近くなり、新たな一面を発見した模様だ。

“花束”は「永遠に続くものではない。だからこそすごく美しい」と監督
『花束みたいな恋をした』 (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
また、本作『花束みたいな恋をした』の“花束”という言葉に込められた意味を菅田さんは、「文字通り解釈すると、花束って色々な色や形が集まっていて、いつかは枯れるもの。この物語も二人が出会って、お互いのことを知っていって、5年間暮らしていって…ある意味文字通りなんですけど、この“みたいな”というニュアンスが、個人的には“美しいもの”というイメージがあります」と分析。

有村さんは「花束というワードから、“瞬発的なときめき”を連想しました。もちろん永遠ではないし、永遠なものってないかもしれないけど、一瞬のときめきがあれば人生楽しめるな、って」とポジティブな印象を感じたそう。

また監督は「あまり決まったイメージではなく、観る人によってそれぞれ考えてもらえればと思いますが、花束は一輪一輪集まっているものなので、彼らの一日一日の気持ちというものが束になったときに、どう見えるかということを意識しました。基本的にはナマモノで、永遠に続くものではない。だからこそすごく美しいのかな、と思いながら作っていました」と、監督の中でも“花束みたいな恋”にアプローチして作品を作り上げていった。

「ただの帰り道がデートになる」そんな<花束みたいな出会いをしたい>
『花束みたいな恋をした』公開直前イベント (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
そんな本作というタイトルにかけて、「今まであった花束みたいな出来事」「これから経験したい花束みたいなこと」をテーマに、それぞれ考えフリップに記入した3人。まず始めに<花束みたいな打ち上げがしたい>と挙げた菅田さんは「前までは作品をひとつ作ると最後は皆で打ち上げをして、色々話をして、笑い合って終わる、という日々だったんですけど、今のご時世的に打ち上げができないし、撮影以外で人と会うことがないんです。(撮影が)終わった感じがなければ、先に進める感じもないし、すごく寂しいんです」とコロナ禍での切実な想いを吐露。

すると土井監督のフリップからも<花束みたいな打ち上げがしたい>と挙がり、まさかの丸被り!「皆が集まって、何か月かずっと一緒に作って、また別れて、を繰り返している仕事なので、区切りみたいなものがあるといいなと思いますし、出来上がっていざ公開された後に、一緒に作っていた人と『あの時ああだったね、こうだったね』と言い合いたい気持ちがありますね」と答えると、菅田さんと有村さんもしみじみ共感。

『花束みたいな恋をした』公開直前イベント (C) 2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
そして、有村さんは<花束みたいな出会いをしたい>と、これから経験したいことを挙げ「“花束”という解釈の通りに、ときめきというものに出会い続けたいという想いがあるので、作品だったり自分の好きな物や人だったり、煌びやかに輝く瞬間があればいいなと思います」とコメント。「ただの帰り道がデートになったり、普通に歩いている道も、恋人と一緒に歩いているだけでこんなに景色が違うんだって発見ができる。『花束みたいな恋をした』はそういうときめきの連続だと思うので、眩しいなと思います」と恋愛についてのときめきも語り、それぞれ思い思いの未来を描きながらトークを繰り広げていた。

『花束みたいな恋をした』は1月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。

ソースリンク

もっと見せる

関連記事

Close
Close