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Vol.973 俳優 桐山漣(映画『海の底からモナムール』について) | OKWAVE Stars

OKWAVE Stars Vol.973は映画『海の底からモナムール』(2020年12月4日公開)主演の桐山漣さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作をどう受け止めましたか。

A桐山漣フランス人のロナン・ジル監督の脚本ということで、いい意味で日本人の観るホラー映画のイメージとは違う作品になりそうだと思いました。日本のホラー作品に出てくる幽霊は怨念のような感情がありますが、この作品の幽霊は未練こそ感じていますが、そこには愛があって、いわゆる邪悪なものとも違います。ホラー映画と聞くと苦手だと感じる人もいると思いますが、違った種類のホラー映画になるだろうなと。

Q タクマ役についてはどう受け止めましたか。

A桐山漣高校時代の回想シーンで、クラスのいじめられっ子だったミユキに対して、タクマが周りの目を気にして自分の素直な気持ちで接することができないのは分かりますし、それがミユキを追い込んでしまったというところが、この物語の発端です。タクマはその気持ちが残っているから島に行くことを嫌がっていましたし、もし僕が高校生のタクマと同じ経験をしていたら絶対に島には行かないですね(笑)。

Q フランス人監督のロナン・ジル監督の演出についてお聞かせください。日本とフランスの文化の違いのようなものを現場で感じましたか。

A桐山漣監督は日本語が達者でコミュニケーションは問題なかったです。監督の奥さんは日本人で、普段から奥さんの日本語を聞いているからなのか、話し言葉だけが女性口調だったのが僕らには“癒やし”でした(笑)。刺し身が大好きなかわいらしい方でしたね。
演出面では、行方不明者となっているミユキの尋ね人のチラシが剥がれて道端に落ちているのをタクマが拾うシーンがありますが、もともとはそのチラシを手に取って少し見て考えてからまた捨てる、という演出でした。ただ、日本の感覚では、心に少しでも引っかかっている相手のチラシを拾ったタクマだったら貼り直してあげるだろうなと思って、監督に提案して変えさせてもらいました。他にはラブシーンの描き方が独特で、きっと監督がこうしたいのだろうな、という演出意図を汲んで演じました。

Q 共演者についてお聞かせください。

A桐山漣前野朋哉くんがムードメーカーで、みんな前野くんのお腹を触っていじっていました。広島での撮影を終えて東京に帰る時には、みんなでビール片手に新幹線の中で語り合ったのもいい思い出です。

Q ホラー映画ならではの演じ方の違いなどはありましたか。

A桐山漣目の前で起きたことに素直に反応していくところは変わらないですね。映像になってみないと分からないところはありますが、その時の役の感情を理解し、監督の演出を信じて演じれば問題なかったです。

Q 完成した映画を観てどう感じましたか。

A桐山漣(映画『海の底からモナムール』)桐山漣撮影から2年くらい経った「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」の前に完成した映画を観させていただいて、ホラーだけど愛の物語だと受け止めました。ホラーとラブの共存は難しいものですが、それをフランス人の監督だからこそ、うまく作ることができたのかなと感じました。幽霊が出てくるシーンの演出も、日本の作品では怖さを際立たせるために単音の音を使うことが多いですが、幽霊の純愛をテーマとしているだけあって、幽霊の登場シーンでも和音のきれいな音楽を使って、ホラーだけど美しく見せようという演出意図を感じました。
こうして劇場公開が決まって久しぶりにこの映画を観て、俳優としては5年前の姿ということに照れくささも少しありますし、高校生役も演じている自分の姿は年齢的に直視できなかったです(笑)。

Q ご自身は幽霊の存在や超常現象を信じるタイプですか。

A桐山漣新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間中に、海外の超常現象を扱った動画集を観てちょっとハマってしまいました(笑)。海外ならではだと感じたのが、幽霊の感情表現や自己アピールが日本よりも大胆だということ。ドアを大きく開閉させたり、物を落としてみせたりするのが日本的ではないなと感じました。一般の方がスマホのカメラで撮ったようなリアルなものが好きですね。

Q 桐山漣さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A桐山漣フランス人監督をはじめ、日本とフランスのスタッフとキャストがアイディアを出し合って生まれた2つの国の良さが合わさった作品です。日本の方が観るとホラーもあるけれどラブストーリーだと感じると思います。5年前の僕の姿もぜひ楽しんでいただけたらと思います。

Q桐山漣さんからOKWAVEユーザーに質問!

桐山漣作り物に見えないリアルな心霊動画が好きです。とくにポルターガイスト現象の動画が好きですが、日本の心霊動画にはあまり出てきません。その理由であったり、おすすめのリアルなポルターガイストの動画があればぜひ教えてください。

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■Information

『海の底からモナムール』

映画『海の底からモナムール』12月4日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかにてロードショー

10年前、イジメに遭い、島の崖から飛び降りた女子高生・ミユキは、「ただ愛されたい」という想いを抱き、17歳のままずっとこの瀬戸内海の浜にいる。
当時、ミユキが想いを寄せていたタクマは、同じく島出身のマツに連れられ、それぞれの彼女・カオリとトモヨと一緒に、卒業後初めて島に戻ることに。
その島では去年、かつて近所に住んでいた同級生のリカが溺れて死んでいた。「あの浜に行くな」と言う忠告を聞かず、浜でキャンプをする4人。夜、浜でミユキを見て、テントに駆け込むタクマ。海で泳いでいたカオリは、誰かに足を引っ張られ、危うく溺れそうに。果たして4人は、無事に帰京できるのか…。

出演:桐山漣 清水くるみ
三津谷葉子 前野朋哉 杉野希妃

監督・脚本:ロナン・ジル
配給: アルミード

公式サイト:uminosoko-movie.com
Twitter:@uminosoko_movie
Facebook:@uminosoko.movie

© Besoin d’Amour Film Partners

■Profile

桐山漣

桐山漣(映画『海の底からモナムール』)1985年2月2日生まれ。神奈川県出身。
主な映画出演作に『呪怨-ザ・ファイナル-』(15)、『群青色の、とおり道』(15)、『カノン』(16)、『新宿スワンⅡ』(17)、『曇天に笑う』(18)、『貞子』(19)がある。近年はTVドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(19)、「これは経費で落ちません!」(19)、「いいね!光源氏くん」(20)、「おじさんはカワイイものがお好き。」(20)に出演、映画、舞台など幅広く活躍している。

http://www.hirata-office.jp/talent_profile/entertainment/renn_kiriyama.html
https://ameblo.jp/renn-kiriyama/
https://www.instagram.com/renn_kiriyama_official/?hl=ja

※桐山漣さんの漣はさんずいに連が正式表記です。

ヘアメイク:江夏智也(raftel)
スタイリスト:吉田ナオキ
衣装協力:WYM LIDNM、REV、GARNI、NUG

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