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「オジサンオバサンの郷愁がダダ漏れ」今秋の最強ドラマ『おいしい給食』をあなたは見たか キー局のドラマにはない開き直り | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

各局で秋ドラマの放送が始まっている。ライターの吉田潮さんは「『日本沈没』(TBS系)と『真犯人フラグ』(日本テレビ系)に注目が集まっているが、俳優陣が豪華だから面白いドラマになるとは限らない。私のオススメは『おいしい給食 season2』(テレビ神奈川など)だ」という――。

©2021「おいしい給食」制作委員会

「日本沈没」も「真犯人フラグ」も見るには気が重い

各局の秋ドラマが始まった。初回から話題になっている作品もいくつかある。ここ数年、「話題性と注目度の高いドラマだけ観ておけばいい」という空気が蔓延しているのはぞっとする。その空気にはぜひ抵抗していきたいと思う。

早速話題になったのは、TBS日曜劇場「日本沈没 希望のひと」と日テレ「真犯人フラグ」だった。「日本沈没」は小松左京の原作を現代版にアレンジ。地球温暖化、地震、海底開発の影響で、関東沈没の危機という壮大なディザスタードラマだ。

官僚と学者と政治家の話なのでいかにも日曜劇場ではあるが、誰もがひとごととは思えないテーマだ。ディザスターモノに必須の迫力のある映像……というよりは、自然の脅威に翻弄される人間の業に重きを置くと思われる。

『真犯人フラグ』は妻子が忽然と姿を消し、世間から犯人扱いされる夫の苦悩と奮闘を描く推理サスペンス。企画・原案は秋元康。初回だけは見事に人を惹きつける切り口と煽動っぷり。最後までその熱量が続かずに失速することでも有名だ。

両作品とも人気俳優を配し、宣伝にも力を入れ、話題づくりに余念がない。興味深いが、「なすすべのない地震や水没の恐怖」と「被害者なのに犯人扱いされて流布される恐怖」では、心穏やかではない。

世知辛い世界から束の間でも離れたい人におすすめなドラマ

首都直下型地震の不安、コロナが引き起こした分断と差別、機能不全で政情不安の中、もっと気楽に観ることができるドラマはないか。

忙しい人ほど、世知辛い現実から離れることができるドラマを観たらよいのではないか。そんな観点で選んだ、珠玉の一作を紹介しよう。

「おいしい給食 season2」である。

「知らねーッ!」という声が聞こえてきそうだが、Season2ということは続編であり、しかもうっかり映画化もされた、知る人ぞ知る密かな名作なのだ。

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