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『イカゲーム』極悪非道なヤクザ役 韓国俳優は元大手韓国企業の敏腕営業マン – DANMEE ダンミ

世界で好評を博している、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『イカゲーム』。過激なストーリーや描写と共に注目を集めたのが、チンピラ役で出演しているホ・ソンテだ。背筋が凍るようなゾッとする演技を披露する名優、ホ・ソンテの半生にスポットを当ててみた。

今月17日に公開された、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『イカゲーム』。配信直後から韓国をはじめ、日本やアメリカでも高い人気を博している作品だ。

『イカゲーム』は主演に俳優のイ・ジョンジェを迎え、莫大な賞金をかけた謎のサバイバルゲームに参加した人々が、最後の勝者となるために命がけで極限のゲームに挑戦するというサバイバルスリラー。

Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』(画像出典:Netflix Korea公式Twitter)

ハードなストーリーや描写で視聴者を魅了している中、注目を集めたのは俳優のホ・ソンテだ。

彼は劇中、組織暴力団のお金をカジノで失ってしまい、組織から追われているトクス役を演じている。トクスはいつ何時も激しい暴力を振るい続ける残忍なキャラクターだ。思わず目を覆ってしまいそうになるほど暴力的な彼の姿は、見る者を震え上がらせるほど。

そんな”怪演”を見せるホ・ソンテとはどんな人物だろうか。

俳優のホ・ソンテはNetflix『イカゲーム』でさらなる人気を得た

Netflix『イカゲーム』でさらに人気を得た、俳優のホ・ソンテ(画像出典:YouTube Netflix Koreaキャプチャー)

ホ・ソンテは1977年10月生まれの43歳(日本年齢)。ベテラン俳優の風格を漂わせているが、実は35歳の時にオーディションに参加し、演技の道を歩むことになった遅咲きとも言える俳優だ。

これ以前、彼は韓国の大手家電メーカー、LGエレクトロニクスの海外営業部署で、ロシア市場のテレビ営業を担当するサラリーマンだった。

その後、大手企業である大宇(テウ)造船海洋の企画調整室に転職。課長昇進を控え、エリートコースを歩んでいた彼であったが、2011年にSBSの俳優オーディション番組に参加したという。エリートサラリーマンから俳優へと転向した、異色の経歴を持つ俳優としても知られている。

35歳にして役者人生をスタートさせた彼は、その後、70本あまりの短編映画に出演。だが、待っていたのは全て端役という厳しい現実だった。

しかし、そんな彼に転機が訪れたのは2016年のこと。韓国で公開された映画『密偵』で、主人公のイ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)に殴られる朝鮮人刑事、ハ・イルス役をやっとの思いで獲得。この熱演で、ホ・ソンテはドラマや映画制作スタッフが真っ先に名を挙げる”印象派俳優”へと成長した。

サラリーマン出身という異色の経歴を持つホ・ソンテ

ホ・ソンテはサラリーマン出身という異色の経歴を持つ(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:Netflix)

これ以降、『天命の城』や『犯罪都市』などの映画から、『魔女の法廷』や『WATCHER』といった人気ドラマで優れた演技を披露。個性派、印象派としてアクの強いキャラクターを演じ、ドラマファンにとって期待感を持たせる俳優となった。

最近では、JTBC『怪物』で組織暴力団出身の実業家イ・チャンジン役を演じ、サラリーマン時代に培った流暢なロシア語を披露した。
これを見たロシアの韓ドラファンは、SNSを通じて「なぜあの言葉を知ってるの? 本当に私たちが使う言葉なのでびっくりした」と、称賛する声が届けられたという。

また、韓国で最も熱いドラマと称されたSBS『ペントハウス』に、ホ・ソンテが出演するという噂が流れたことも。
ドラマファンからは、「ホ・ソンテが出演したら面白い作品になるに違いない」と多くの期待が寄せられたというエピソードもある。

貫禄のある声や不気味な笑い方と、迫力ある悪役を多くこなし、その中であらゆる才能を披露するホ・ソンテ。
個性派、印象派と呼ばれ、オーラで溢れている彼は、”ホ・ソンテ”というブランドを確立したと言えるだろう。

先ごろ、俳優イ・ジョンジェの初演出作『ハント』に出演することが報じられた。
彼は次回作となるこの映画で、どのようなカリスマ性を見せるのか。ドラマファンだけでなく映画ファンからも関心が寄せられている。

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