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【J’s Song Line】岸優太、等身大『ナイト・ドクター』で役者としての力量を見せる<キンプリ魅力紐解き連載4>【連載】【エンタメ】

岸優太

<King & Princeは全員が演技班?メンバーの活躍を紐解く(4)>

 7月21日に3rdアルバム「Re:Sense」(読み:リセンス)のリリースしたKing & Prince。それぞれの俳優としての活躍に着目して、魅力を紐解いていく連載。今回は、岸優太について触れていきたい。

 今でこそバラエティ担当の印象が強い岸だが、ジャニーズJr.時代から数々の作品に出演してきた。そのなかでも、演技派として頭角を表すきっかけとなったのが、2014年放送のドラマ『近キョリ恋愛 〜Season Zero〜』(日本テレビ系)だ。

 同作は、映画『近キョリ恋愛』(2014年)のスピンオフドラマで、櫻井ハルカ(演・山下智久)の高校時代を描いた完全オリジナルストーリー。岸は、ハルカの幼馴染・鮎川奏多を演じた。

 奏多は、心優しいキャラクターだった。滝沢美麗(演・石橋杏奈)に想いを寄せているにも関わらず、ハルカへの恋心を後押しする“絶滅危惧種的いい奴”。最終回を目前に死んでしまうのだが、その死因が夜道を散歩する親子を助けたから……というのがなんとも切ない。今でも夏が来ると、奏多の優しさを思い出す瞬間があるほど。岸の儚い演技は印象に残っている。

 その翌年には、『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)で主演(※鈴木梨央とのW主演)を務めた。『高校教師』(TBS系)や、『家なき子』(日本テレビ系)などを手掛けた野島伸司氏が脚本を担当した同作は、冴えない少女・雫石ミコ(演・鈴木梨央)が、お兄ちゃんを召喚できるガチャガチャを手にしたことから物語が始まる。

 あらすじのとおり生粋のファンタジー作品なのだが、岸の演技があまりにリアルなせいか、「どこかにガチャガチャが存在しているのではないか…?」という錯覚を起こしてしまう。

 岸が演じたトイは、奏多とは真逆のドSなキャラクターだ。時には優しくアドバイスを送るなどギャップを感じさせる役柄で、“カッコイイ”演技が求められた。

 『近キョリ恋愛 〜Season Zero〜』で“絶滅危惧種的いい奴”を演じたかと思えば、『お兄ちゃん、ガチャ』ではドSなお兄ちゃんを表現する。岸は、どの役も“ハマり役”なのでは?と思わせる振り幅を持っている。

 2017年以降、ドラマ出演はなかったものの、映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2016年)や、『ニセコイ』(2018年)、そして舞台『DREAM BOYS』(2019年、2020年)などで着実に経験を積んできた。

 そして、現在放送中の“月9”ドラマ『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)で、満を持してのドラマ登板。

 岸が演じている深澤新は、元内科医で、病を抱える妹の面倒を一人で見ている。ひょうきんだが、締めるところはしっかり締める深澤は、彼がこれまで演じてきたキャラクターのなかで、いちばん素に近い役柄かもしれない。だからこそ演じる難しさもあるかもしれないが、強さと弱さの絶妙なバランスを見事に表現している。

 ドラマは、いよいよ8月9日から第2章に突入していく。『ナイト・ドクター』での好演が、さらなる躍進に繋がることを期待したい。

 今回は、岸をピックアップして俳優としての活躍を振り返った。最後は、8月7日より放送開始の『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 Season1』で、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧のバディ役を務める神宮寺勇太の魅力を辿っていく。【菜本かな】

筆者紹介

かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink

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