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【インタビュー】池松壮亮×オダギリジョー、兄弟役共演で血のつながりを超えた“家族”に | .

妻に先立たれた男が幼い息子を連れて日本を発ち、韓国に暮らす兄のもとへ。そんな彼らが出会ったのは、両親を早くに亡くした兄、姉、妹の三きょうだい。意思疎通にも少しの奮闘が必要な日本人3人と韓国人3人が、ひょんな巡り合わせから旅を共にすることになるが…。オール韓国ロケで作られた『アジアの天使』に、池松壮亮とオダギリジョーが兄弟役で出演。日本映画界を牽引する実力派2人が、韓国の撮影現場で感じたこととは…?

オダギリジョー、池松壮亮の姿勢に「作品に対する誠意や本気度が見える」

──兄弟役での共演はいかがでしたか?

池松:実年齢からすると、ワケあり兄弟に見えないかなと心配で…。というのは冗談ですが(笑)、オダギリさんがリードしてくれるからこその高いレベルでのやりとりや駆け引き、画面に映らない部分も含め、瞬間ごとのセッションができました。兄弟のシーンはものすごく気に入っていますし、楽しかったです。

オダギリ:印象的だったのは、池松くん、撮影現場では絶対携帯を見ないんですよ。

池松:アハハハ!

オダギリ:色んなところでこの話してるから、池松くんは今後、携帯を現場に持ち込めない事になっちゃうかも知れないけど(笑)。

池松:大丈夫ですよ(笑)。

池松壮亮×オダギリジョー『アジアの天使』/photo:Maho Korogi
オダギリ:池松くんと同世代の俳優の中には、待ち時間にゲームをしていたりする人もいるんですよ。それは時代の変化として受け入れてるつもりだけど、やっぱり正直なところどこかでイラッとするわけです(笑)。作品に真摯に向き合って無いように見えちゃって。でも池松くんは携帯すら見ないし、現場に台本も持って来ない。それって小さな事だけど、作品に対する誠意や本気度が見えますよね? そういう姿勢を見ると、僕も本気で向き合わないとヤバいという気持ちになりますよ(笑)。

池松:(笑)。まだギリギリ若者の立場ではっきりと言うと、この国に、表に出てくる人に、真に格好いい大人ってどんどんいなくなっていると思うんです。そんな中、オダギリさんの品性と大切なものを見抜く力、思想とそれを表現し続けるセンスは圧倒的です。こういう方がいることの幸運に、もっとみんな気づくべきだと思います。

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