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市川中車がカメラ指導「図夢歌舞伎」俳優経験生かし – 芸能 : 日刊スポーツ

市川中車(香川照之=中央)と演出する市川猿之助(右)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

新作の「図夢歌舞伎 弥次喜多」が26日からアマゾンプライムビデオで配信される。1年間は日本語版限定だが、その後は各国からのオファーに応じて、字幕などを付けるという。コロナ禍ならではのオンライン新作となったが、400年を超える歌舞伎の歴史でも初の試みだ。

監督・脚本・演出を兼ねる市川猿之助(45)は「なにせ歌舞伎のスタッフですから。映画の助監督に当たる仕切り役がいない。まさに素人集団のカオスでした」とその製作過程を振り返る。思わずほほ笑んでしまうような光景も目の当たりにした。

「(歌舞伎では)いろいろ習う立場の(市川)中車さん(香川照之=54)が、(長男の)團子(16)にカメラアングルなどを指導していました。團子も改めて父親の偉大さに触れて神妙に聞いていましたね」

諸事情あって香川が「中車」を襲名したのはわずか9年前。同時期に團子となった長男とともに歌舞伎界ではまだまだ新参者だ。一方で、俳優としてのキャリアは改めて言うまでもない。「半沢直樹」(TBS系)で共演したいとこの猿之助にとっても頼りになる大先輩だ。だからこそ、中車親子の指導風景が猿之助の心に残ったのだろう。

今回の「弥次喜多」は江戸のウイルス騒動を巡り、舞台はよろず屋(コンビニ)。松本幸四郎・市川染五郎親子も出演して「今」を映している。歌舞伎と映像がすんなり融合できるのも、香川や猿之助の境界をまたぐ活躍があってこそ、と改めて思う。【相原斎】

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