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【今週の☆☆☆】実話をもとにしたクライム・スリラー『ストックホルム・ケース』、中国の大ヒットアニメ『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来』など、週末観るならこの3本!|最新の映画ニュース・映画館情報ならMOVIE WALKER PRESS

週末に観てほしい映像作品3本を、MOVIE WALKER PRESSに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!

MOVIE WALKER PRESSスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。今回は、11月6日(金)から今週末の公開作品をピックアップ。イーサン・ホークが憎めない銀行強盗に扮するスリラーのほか、口コミで人気が広がったアニメーションと、人間と妖怪が入り乱れるVFXアクション超大作の中国映画2本が登場し、エネルギッシュな3本がそろった!

犯人に愛着がわく人質の心理とは…『ストックホルム・ケース』(公開中)

“スウェーデン史上、最も有名な銀行強盗事件”を再現(『ストックホルム・ケース』)“スウェーデン史上、最も有名な銀行強盗事件”を再現(『ストックホルム・ケース』)[c]2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved. 

ストックホルム症候群。誘拐や監禁事件のニュースでたまに耳にするこの言葉は、犯人と人質が長く時間を過ごすうち、愛情や絆が生まれてしまう奇妙な心理状態を意味する。なぜストックホルムなのか?それは1973年、スウェーデンのストックホルムで起きた銀行強盗事件に由来するから。6日間、拘束された4人の人質が、犯人と結束して警察をも撹乱する前代未聞の事態になったのだ。その事件をヒントにした今作は、アメリカに強い憧れをもつラースが、ストックホルムの銀行を襲撃するスリリングな犯罪ムービーだ。スリリングとは言っても舞台は1970年代なので、警察や銀行側との攻防もどこか緩やか。盗聴やカメラを使った犯人への対応もアナログなのが、いま観ると逆に新鮮。そして作品のポイントとなる、犯人と人質の関係は、ラースをイーサン・ホークが演じたことですんなり納得できる。無計画で無鉄砲。ワルなのに情が深いキャラにイーサンがハマりすぎ!食事を分かち合い、音楽を共有し、身の上話をするうちに、われわれ観客も人質の気持ちになって犯人に愛着がわいていくのだった…。(映画ライター・斉藤博昭)

愛さずにはいられない!予想を超える中国アニメーション…『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来』(11月7日公開)

【写真を見る】黒ネコの妖精シャオヘイが大冒険を繰り広げる(『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来』【写真を見る】黒ネコの妖精シャオヘイが大冒険を繰り広げる(『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来』[c]Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

2019年9月の中国での公開後、日本でも都内など全国数か所の映画館で字幕版が公開され、その予想外のおもしろさにコアなファンが急増中だった話題のアニメ。花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏という豪華声優陣を迎え、待望の吹替版がついに公開される!舞台は近代化が急速に進んだ現代の中国。森が人間に開発されて居場所を失った黒ネコの妖精シャオヘイと、人間を許すことができない妖精フーシー、そして人と妖精の間に立とうとする人間ムゲンとの出会いと戦いを描く。日本アニメが大好きで、いい意味で影響を受けてきた中国の若手クリエイターたちによる、ハイレベルな手描きの2Dアニメ。敵味方関係なく、愛さずにはいられない個性豊かで魅力的なキャラクター。特殊能力を持った彼らの息をのむバトルシーンの迫力など、魅力を挙げたらキリがないほど。大きなスクリーンで観てこそ、その臨場感と感動が堪能できるアクション・ファンタジーの傑作だ。(映画ライター・石塚圭子)

ユルくて楽しいアジアン・エンタテインメント…『モンスター・ハント 王の末裔』(公開中)

ユニークな妖怪たちが多数登場!圧巻のバトルアクションが展開する(『モンスター・ハント 王の末裔』)ユニークな妖怪たちが多数登場!圧巻のバトルアクションが展開する(『モンスター・ハント 王の末裔』)[c]2018 Edko Films Limited, Zhejiang Films & TV (Group) Co., Ltd. All Rights Reserved.

妖怪、アクション、歌にダンスにラブコメと、エンタメ要素がぜんぶ入った痛快ファンタジー『モンスター・ハント』の第2弾。妖怪たちが人間社会に紛れて暮らす世界で、陰謀に巻き込まれた幼い妖怪の王子フーバや、妖怪を狩る妖怪ハンターたちが大騒動を巻き起こす。今作は借金まみれのペテン師・四谷が登場し、フーバに近づきひと儲けを企てる。ずる賢いが根は人のよい四谷を演じるのはトニー・レオン!シリアスな役が中心のレオンだが、今作では数十センチのCGキャラと絶妙なコンビネーションを見せつける。アクション監督は「るろうに剣心」シリーズの谷垣健治。手近にあるものを次々に使う縦横無尽なアクションは圧巻だ。美術は前作から引き続き種田陽平が担当し、イマジネーション豊かな異世界を展開。続々出てくる妖怪たちのCGを含め映像のクオリティは今作も高い。気合いばりばりなハリウッド映画とはひと味違う、ユルくて楽しいアジアン・エンタテインメント大作だ。(映画ライター・神武団四郎)

週末に映画を観たいけれど、どの作品を選べばいいかわからない…という人は、ぜひこのレビューを参考にお気に入りの1本を見つけてみて!

構成/トライワークス

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