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【今週の☆☆☆】幼なじみの男性2人のラブストーリー 『マティアス&マキシム』、草なぎ剛主演の『ミッドナイトスワン』など、週末観るならこの3本!|最新の映画ニュース・映画館情報ならMOVIE WALKER PRESS

週末に観てほしい映像作品3本を、MOVIE WALKER PRESSに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!

MOVIE WALKER PRESSスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。今回は、9月25日から今週末の公開作品をピックアップ。若き鬼才グザヴィエ・ドランの新作や、草なぎ剛がトランスジェンダーを演じる愛の物語、ミュージシャン、リアム・ギャラガーのドキュメンタリーなどバラエティ豊かなラインナップ!

青年2人が、恋心と友情の間で葛藤する…『マティアス&マキシム』(9月25日公開)

マティアスに想いを告げられないマキシムの表情がせつない(『マティアス&マキシム』)マティアスに想いを告げられないマキシムの表情がせつない(『マティアス&マキシム』)[c]2019 9375-5809 QUEBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

“若き美しき鬼才”と世界を騒然とさせたグザヴィエ・ドランも、早くも31歳。既に何本も代表作を持つ彼が、初の“純愛”映画に挑戦。30歳になる幼馴染の青年2人が、恋心と友情の間で葛藤する姿を突き詰めた。仲間の妹の短編映画でキスシーンを演じたことにより、心の底に封印してきた“恋慕”が目覚めてしまった親友同士のマティアスとマキシム。エリートコースを歩み、婚約者のいるマティアスは、その複雑な思いやイライラを仲間にぶつける。一方、マキシムは友情が壊れるのを恐れ、オーストラリアへ旅立つ準備を進める―。ドラン自身が演じるマキシムの、“控えめながらブレることのない思い”には共感必至。でも正直、マティアスの態度が嫌味すぎて、若干、途中で逃げ出したくなるきらいも。しかし、である。ラストまで見通せば、マティアスの“困ったちゃんぶり”の真意、想いの強さや惑いが痛いほどジンジン響く。予想外の感動に心がフワッと包まれるラストこそ、本作の醍醐味!ドランの20代までを詰め込んだ集大成としても、必見である。(映画ライター・折田千鶴子)

草なぎ剛の説得力と、新星・服部樹咲の存在感に驚愕する…『ミッドナイトスワン』(9月18日公開)

トランスジェンダーの凪沙が母親から虐待されていた孤独な少女・一果を渋々預かり、彼女のバレエの才能を知るうちにそれまで経験したことのない感情を芽生えさせる…。トランスジェンダーの凪沙に全身でなりきった草なぎ剛が映画の公開前から話題だが、それは見た目の美しさだけではない。一果と心を通わせるうちに、彼(彼女)の中に母性が確かに宿っていくのがこちらに伝わってくるし、「母になりたいと思った」というその言葉も説得力を持って私たちの胸に突き刺さる。そしてもうひとり。誰もが一果に扮した新星・服部樹咲(撮影時13歳)を本作で発見し、驚愕することになるだろう。彼女の世界レベルのバレエには本物だけが持つ美しさと迫力があるから、目が自然に釘づけに。しかも演技経験ゼロだというのに、草なぎとの芝居と距離感がとても自然。演技が上手い若手女優はたくさんいるが、彼女たちとは違う、手垢に染まってない素の表情と眼差し、美しい佇まいとのびやかな動きに思わず魅了されてしまうのだ。それも、劇中の凪沙と同じように、草なぎが大きな愛で撮影時の服部樹咲を優しく包み込んでいたからかもしれない。ふたりが階段の上でバレエの練習をする一連は、映画史に残る名シーンだ。(映画ライター・イソガイマサト)

リアムの素顔が満載!弱音を吐くリアムの姿も…『リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ』(9月25日公開)

成功と挫折、再起をかける姿など10年に渡り記録!(『リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ』)成功と挫折、再起をかける姿など10年に渡り記録!(『リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ』)[c]2019 WARNER MUSIC UK LIMITED

言わずと知れたロックバンド「オアシス」の元フロントマン、リアム・ギャラガー。オアシス解散後のリアムにカメラを向け、新バンド「ビーディ・アイ」の結成と自然消滅、離婚訴訟などを経て、ソロデビューに再起をかける彼の姿を映しだす。高校時代に初めて5thアルバム「ヒーザン・ケミストリー」を手にし、何だかんだ音楽を聴き続けて、オアシスのライブは行けなかったけれど、「サマーソニック2011」でビーディ・アイのライブを見ることはできた。そんな誰もが持っていそうな、オアシスやリアム、兄ノエルの音楽に触れた記憶を思い返しながら鑑賞。ライブシーンや名曲も全編に散りばめられていて、それはそれで楽しいのだけど、実家に帰って来たリアムが子どもの頃の思い出を楽しそうに語り、いまの境遇に弱音を吐くなどありのままの姿を見ることができて、これまでの強気なイメージが覆されてしまう。とはいえ、ノエルへの暴言は相変わらずで、その独特な悪口も健在。一番印象的だったのは、散々批判してきた「コールドプレイ」のクリス・マーティンのチャリティコンサートに誘われ、彼への評価が軟化しているところ。ずいぶん丸くなったな(笑)。(編集スタッフ・平尾嘉浩)

週末に映画を観たいけれど、どの作品を選べばいいかわからない…という人は、ぜひこのレビューを参考にお気に入りの1本を見つけてみて!

構成/トライワークス

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