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窪塚洋介、初共演の松田龍平を巻き込み“窪塚節”お見舞い!「暗くなるのやめましょう」 – MOVIE WALKER PRESS

窪塚洋介と松田龍平が初共演!

豊田利晃監督の最新作『破壊の日』(公開中)の初日舞台挨拶が7月24日に渋谷ユーロライブで開催され、渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)、イッセー尾形、窪塚洋介、松田龍平、長澤樹、大西信満、飯田団紅(切腹ピストルズ)、豊田監督が登壇。それぞれがコロナ禍で製作、完成した映画への想いを明かした。

『破壊の日』舞台挨拶の様子『破壊の日』舞台挨拶の様子

本作の舞台は、ある炭鉱で正体不明の怪物が見つかってから7年後の世界。やがて村で疫病の噂が広がり、疑心暗鬼になる人々と、生きたままミイラになってこの世を救う“即身仏”になろうとする青年の姿を描く。もともとは東京オリンピック開催の日にあわせて公開する予定で製作が進められていたが、コロナ禍において書き換えられた脚本で緊急事態宣言解除後にクランクイン。クラウドファンディングを利用して完成し、この日、公開初日を迎えた。

豊田監督は「映画館に映画を観に来ていただいて、本当にありがとうございます」と観客に感謝。着想を得たのは、「昨年、出羽三山に行って、修験道の人たちに出会ったり、即身仏になる修行について聞いたこと」だそうで、「出羽三山は疫病退散がきっかけでできた神社。当初から疫病退散をテーマに描こうと思っていた。それがまさか、コロナの影響下で作ることになるとは思っていなかった」と奇妙な巡り合わせに驚き、「コロナのなかで作った、祈りのような映画」と本作への思いを語っていた。

主演の渋川は「いま、不自由な世の中」と切りだし、「映画のなかではいろいろなことが自由。映画を楽しんでいただければ」と呼びかけ、本作で俳優デビューしたマヒトゥ・ザ・ピーポーは「今日この場所に来ることも、勇気がいったかもしれない。ここに来るということも切実。そういった時間に関われて、とても幸せ」と観客に心を寄せながら、感慨を語っていた。

【写真を見る】窪塚洋介は「そんなに暗くなるのやめましょうよ」といまのムードへの怒りを表した【写真を見る】窪塚洋介は「そんなに暗くなるのやめましょうよ」といまのムードへの怒りを表した

豊田組の常連にして、本作で初共演となったのが窪塚と松田。「いまこの瞬間、この時代、この時にしかできない表現をしている監督」と豊田監督を称えた窪塚は、「豊田監督は、常に“破壊”をしてきた監督。豊田さんの怒り、壊したいという気持ちを感じた」とコメント。「俺はなにに怒っているのかなと思ったら、いまのムードや空気。そんなに暗くなるのやめましょうよ」と語りかけ、「病は気からなんですから。映画や自分の好きな音楽を削ぐなよと、常々感じていました」と窪塚節をお見舞いしていた。

舞台挨拶に登壇した松田龍平舞台挨拶に登壇した松田龍平

さらに「3か月、龍平も『暇だった』と言っていたけれど、俺も暇だった。“どっちが暇か”という勝負をできるくらい」と隣にいた松田を巻き込み、松田も苦笑い。松田は「こういう時代でいろいろと思うことはありますけれど、呼んでもらえてうれしかった。すごく元気をもらった」と静かに語りだし、「芝居に対してだったり、自分の気持ちに対してだったりを、豊田監督に破壊してもらえるような作品になった。公開できて幸せです」としみじみと話していた。

取材・文/成田おり枝

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